サーペンティンつながりで オーストラリアのタスマニア産のスティッヒタイト(スティッヒト石)です。 すでに登場している石を引き合いに出して紹介すれば、 アトランティサイトに見られる、ぽつぽつとした紫色の斑点の部分のこと。 タスマニア産や南アフリカ産のものが知られています。 (2007年)7月半ばに行われた鉱物科学研究所の即売会で見かけたのに買い忘れ、悔しく思っていたら、8/4〜8/9に行われていた池袋鉱物化石市場 in 東武でタンブルを見つけました。 スティッヒタイトのタンブルは、珍しいかも。 写真のタンブルは、タスマニア産。 買い損ねた標本はたしか南アフリカ産。 南アフリカ産の方が紫色がきれいなように思うので、やっぱりそのうち欲しいかも。 スティッヒタイトは、サーペンティンが変成作用を受けてできた鉱物だそうで、紫色の色彩は、含まれるクロムが関係しているといいます。 調べてみても、案外資料が少ないような……。やや珍しい鉱物らしいです。 しばらく前から続いている、サーペンティンが気になる個人的ブーム。 勢い余ってスティッヒタイトも気になります。 不思議なことに、サーペンティンの一種であるニュージェイド(ボウエナイト?)には、あまり興味がないのですが。 スティッヒタイトのモース硬度は1.5〜2。かなり柔らかい鉱物です。 そのこともあったので、なかなか手を出せずにいたのですが、やはり気になるものは気になる。 今回……にしたタンブルは、磨いてあるせいか、そういう石なのか、かなり濃くて渋い色合いです。部分的には抹茶色のサーペンティンもくっついています。 重さは水晶よりはやや軽め?手触りもやはり柔らかめ。 要するに、全体的に渋くて和風な色合いのタンブルなのですが、写真に撮ったら、意外に妖艶な感じになりました(笑)。 2007年8月24日、ブログ掲載 |
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