ブラジル産 スモーキーレムリアンシード

今度はスモーキー




シトリンに続いてスモーキーも

スモーキー・レムリアン登場。

シトリンの方を先に紹介してしまいましたが、私が先に知っていたのはこちら、スモーキーなレムリアンです。
一応、レムリアンシードと聞いて思い浮かべるほんのりピンクに天然コーティングされたものと同じ産地だということですが、しっかりスモーキー。

決して濃いとは言えませんが、透明度が高くてこの色合いなら、しっかりはっきりスモーキーです。
ついでに先日のシトリン・レムリアンと比べてると、渋い色合いとはいえ、シトリン・レムリアンは、やはりシトリンとしての色を持っていることがわかります。

さて、うっすらピンクのレムリアンシードが発見……というか、命名されたのが1999年頃といわれ、スモーキー・レムリアンは2000年頃に市場に出たと言われています。
見かける機会は、普通のレムリアン・シードに比べて少ないですが、意外に発見……もとい、市場に出た時期は早かったようです。

もちろん、私はスモーキー・クォーツも好き。
レムリアンシードのように、端正でカッコイイ水晶で、しかもスモーキーならば、ほくほくと飛びつきそうなものですが、なぜか機会に恵まれませんでした。
理由は、絶対的な機会の少なさと、もうひとつ。

磨かれていることが多かったからです。

レムリアンシードといえば、柱面の一面おきにある、「レムリアン・リッジ」と呼ばれる横筋が特徴です。
そのために、産地がまったく違うにもかかわらず、よく似た横筋があるというだけで「レムリアン」の名前が付けられて売られている水晶があるくらいです。

そのために、全面がつるりと磨かれてしまうことは少ないですが、レムリアン・リッジが現れていない面や錐面が軽く磨かれてしまうことがあるのです。
レムリアン・リッジが残っているために、うっかりすると見逃して、ナチュラルな結晶と間違えますが、知っていてよく見ると見分けがつきます。

レムリアンシードは、表面が磨りガラスのようになっているものが多く、内部の透明度は高いのに、それがよく見えない場合があります。
磨くと言っても、表面を軽く磨くだけなので、原石の風情はほとんどそのまま、内部の透明感が楽しめる……という点ではいいのですが、原石派石好きとしては、部分磨きという点が引っかかります。
かえって全面ポリッシュで、形を整えてある方が抵抗がないかもしれません。

そして、スモーキー・レムリアンは、なぜか部分磨き率高し。
たいてい磨かれていてがっくり来ます。
私の身の回りでは、軽く磨いてあることを
「なめる」といいます。
「あ〜、この石、なめてあるよ〜」
……という具合で、手を出しかねていました。

写真の石は、5センチほどの小ささ。レムリアンと言うには、際だって小さいです。
しかし、この小ささが幸いして、未研磨。
小さくても、ちゃんとレムリアン・シードのりりしい雰囲気を持っています。
(注:パワーではなくて見かけの)

2007年10月9日、ブログ掲載
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