今度はカボション 南アフリカからは、ユニークな水晶が産出します。 その一つがこれ。 その名も、フェアリー・クォーツと呼ばれています。 海外サイトでは、ホワイト・フェアリー、フェアリー・フィンガーと呼んでいる場合もあるようです。 その形状を簡単に説明するならば、「結晶の柱面に小さな結晶がくっついている」とでもいいましょうか。 ところがこの説明だと、同じく南アフリカ産のスピリット・クォーツ(カクタス・クォーツ)や マダガスカル産のキャンドル・クォーツも同じ説明に含まれてしまいます。 水晶に付けられたイメージ的な名前は、「これこれこういう形のものを○○クォーツと言う」……と、形の規定についてかっちり書いてくださるところは少なく、たいていは簡単な説明か、写真を載せて終わり、となります。 ところが、同じものが二つないのが天然石の世界。 「これは○○クォーツといっていいの? それとも△△クォーツ?」 ……と迷う場合も多々あります。 特に私は、パワーはわからないので、名前は、その水晶の形状を表す記号のようなもの。 さらに、鉱物ショップやミネラルショーで、「○○クォーツ」とラベルが付けられていないところから探して(安く)買うのが好きなので、「これは○○クォーツ、それとも△△クォーツ?」という疑問はしょっちゅうです。 パワーが関係ないのなら、名前にもこだわらなければいいと言われたこともありますが、「鉱物好き」ではなくて「水晶中心の石好き」である私としては、手元にある石が全部「水晶」「クォーツ」では味気ない。 産地名を付けたところで「ネパール産水晶」だけでもいくつあることやら。 一生懸命イメージ的な名前を使ってみても、別館サイトの「My Stones」の目次のような有様。 自分自身でさえ、後で見ると「これどれだっけ」の世界です。 そんな具合なので、せめて「こいつの名前はどっち」という疑問だけでもなんとかしたい。 そこで、暇に任せて検索し、だいたいの傾向はこうだろう、ということで「○○クォーツとは、これこれこういう形の石」と自己ルールを作っています。 そんな自己ルールで解説すると、こうなります。
そして今回のフェアリー・クォーツはこうなります。
このように自己ルールを決めておくと、かなり便利。 お店の表示には惑わされにくくなります。 お店の表示を頭から疑うわけではありませんが、たとえば「エレスチャル」の場合、お店によっては同じ産地のそれっぽい水晶をロットで仕入れ、すべてを「エレスチャル」として売ることがあります。 しかし、エレスチャルは「ごつごつ複雑な形状の結晶」だと思うので、同じロットでも「これはエレスチャル」「これは違う」というものがあるはずです。 そのため、私は「このロットの中でエレスチャルはこれ」と自分で判断して買います。 それならば、納得できます。 仮に「エレスチャル」のロットの中で「非エレスチャル」なものを選ぶなら、それにはそれなりの理由がありますし、その石を「エレスチャル」と呼ばないか、「エレスチャルとして売られていたけれど違う」あるいは「ほんのり部分的にエレスチャル風味」として扱います。 お店で「エレスチャル」という名称を使うなら、明らかに違うものくらいははじいて欲しいですけど、その手間が価格に反映されて、むやみに高価になってしまうのは困ります。 そんなこんなで、私は自己ルールを作り、それに従ってラベルなし水晶を探す道を選びました。 楽しいです♪ 2007年10月17日、ブログ掲載 |
||||||||
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。推測・個人的意見が混じっています。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||