ラベル修正 I 「ヒマラヤ水晶」として売られていましたが、 個人的に書き換えます。おそらく中国は四川省、たぶん美姑(Meigu)あたりの水晶です。
なぜならそっくり同じような水晶を持っているから。 エピドート付きで、時にアメシストのファントム入り。 時折アメシストの上にヘマタイトが被さって赤くなったファントムが内包されていたり、部分的にヘマタイトが覆っていたり、時には水晶自体がヘマタイトで赤くなっている水晶の仲間です。 たいていは「中国産」「四川省産」で止まっているんですが、ネットで調べたところ美姑(Meigu)の地名が出てきました。 大きさは、2.5センチほど。同じ石を方向違いで写しています。 左の画像で光を反射している面が、右画像では正面になっています。 写真では裏側にあたるところは、破断面で、実はかなり薄っぺらな石。 見栄え良く立たせてあるので大きく見えていますが、小さいです。 実物はもうちょっと赤め。 今日から暦では冬だというこの季節、いくらデジカメのホワイトバランスを調節しても光は黄色っぽく、石の色が微妙に違って写ってしまいます。 また、光がきれいな季節が来たら、取り直そう……。 さて、今日この石を取り上げたのは、聞き込んだ情報を忘れないため。 先ほどの書きましたが、この手の水晶はたいてい「エピドート付き」と紹介されています。 写真では右側の画像で正面になっている面に内包されている鉱物がそうです。 肉眼で見ると緑色で、水晶の表面にくっついていることもあります。 エピドートと言えば、褐色が買ったのもありますが、たいていは緑。 なのでエピドートといわれて何の疑問もっていなかったのですが、とある石屋さんに聞いた話では、これはエピドートではなくパイロキシンだというのです。 パイロキシンは和名で言えば「輝石」。 ひすいや、クンツァイト、エジリン、フェロシライト(ハイパーシーンやブロンザイト)、ダルネゴルスク水晶の緑色の元であるヘデンベルガイトなどたくさんの鉱物を含むグループ名なので、パイロキシンといわれてもかなりおおざっぱな名前でしかありませんが、エピドート(緑簾石)とは別の石。 つまり、パイロキシン説が正しければ(真偽のほどは未確認)、 エピドート付きと言われていたが、実は違う石だった……ということになります。 今のところ、見渡しても「エピドート付き」説明ばかり。 たしかに、この産地の他にもエピドート付き、エピドート入りの水晶を見たことがありますが、いずれも太さよりも長さがある、細長系の結晶でした。 そう考えると、写真の水晶の仲間に見られる「エピドート」は、ちょっと毛色が違うかも……と思いますが、でも色はなるほどエピドートと思わせる緑。 調べていますが、まだ正体は不明です。 今後、新たな情報が出てきたときのために、メモしておきます。 どっと見かけるようになってまだ数年。 違うとなれば、そのうち情報を見かけることでしょう。 2007年11月8日、ブログ掲載 |
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