ブラジル産 ガーデンファントム

小さな庭園





しっかりファントム

我が家のガーデンクォーツを見てみたら、ガーデンファントムが多いことに気が付きました。
それも、ファントムの表面にぱらぱらと緑泥が散ったものではなく、しっかり中身が詰まった、密度の高いファントム。どうやら私の好みは、「高密度ファントム」であるようです。
このように、自分の好み、自分が惹きつけられる石がわかってくるとそういう石に出会う機会が増えてくるのだから不思議なものです。
探したい石がはっきりしているからこそ無意識のうちに探していて、結果として目にとまる機会が増えるのかもしれませんが……。

そんな無意識の探索網にみごと引っかかってくれたのがコレ。

2センチちょっとのおちび石なので、意識して探していなければ見逃していた可能性大です。
ファントムと石の形がずれていますが、ファントムは先端くっきりの緑泥ファントム。
下部には白や紫っぽい色も入っています。
そして、最大の特徴は、ファントムに黒い六角形の鉱物がさくっと刺さっていること。
この色合いと形は、おそらくヘマタイトだと思われます。

くっついたか、刺さったか

それにしてもみごとに刺さっています。
水晶は徐々に大きくなっていくのだと考えられていますが、そうだとすると、このヘマタイトは、薄い断面の部分で水晶にくっつき、水晶の中に取り込まれてしっかり固定されるまでに大変不安定な状態にあったということになります。

それよりもファントムができた状態の時は、水晶が固まっていなくて、さくっと刺さった……と考えた方がふさわしいように思えてきませんか?
水晶が固まっていないとはどういうことかと突っ込まれると困ってしまいますが、この刺さりっぷりをみていると、なんとなく。


(2005年5月8日、ブログ掲載)
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