岐阜県産 黒水晶


和の黒





ペグマタイトとは?

国産の黒水晶です。
産地の岐阜県恵那郡蛭川は、花崗岩の産出で知られ、福島県石川町、滋賀県田上山と並んで、日本有数のペグマタイト鉱物の産地となっています。
ペグマタイトとは、漢字で書けば「巨晶花崗岩」ということになります。
花崗岩は、火成岩つまり、火山のマグマが地中でゆっくり固まっていく中で石英や長石などいろいろな鉱物が結晶し、それが入り交じったような岩石になったものです。
「巨晶花崗岩」とは、読んで字の如く、その結晶の粒が大きいもの。

マグマは地中にあるときは、固まりやすいものから固まっていきます。
水や気体、結晶するには量が少なすぎる成分は固まりにくいので、マグマが固まっていくにつれてどんどん余って押し出され、それらが集まってあぶくのような空洞を作ります。
(空洞といっても内部は気体とは限りません)
マグマが固まった残りとはいえ、そこにはまだまだいろいろな成分がとけ込んでいて、あぶくのような空洞の中で結晶を作ります。
このような状態を「ペグマタイト」というのだそうです。

空洞の中では結晶の形がきれいに残りやすいため、ペグマタイトは、さまざまな結晶の宝庫。この空洞のことを「晶洞」とか「ガマ(カマ)」といいます。
ペグマタイトでは、水晶も大きく成長しやすく、また花崗岩の中に放射性の物質が含まれることが多いため、スモーキーやモリオンもペグマタイトの中で産出します。
蛭川では透明な水晶はなく、ほとんどがスモーキーやモリオンとして産出するといいます。

濡れたように。

写真の石は、大きさが7センチほど。
錐面の半分ほどと柱面の一部を、灰色がかった半透明な薄い層が覆っていますが、中心部は不透明黒。
黒い石は、背景を明るくすると、余計に黒く沈んでしまい、形のディティールを写すことができないので、あえて背景も黒くすることがあります。
今回の写真も背景に黒い画用紙を敷いて撮ったのですが、柱面を薄くまだらに覆う半透明な層にうまく光を反射させたところ、まるで濡れたように輝き、その輝きが石の輪郭を浮かび上がらせてくれました。
撮れた写真は、ちょっとどきっとするほど生々しい感じ。
石との距離が縮まったように感じた一枚です。



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