個人的分類 これぞ、天然のアクアオーラ!……といいたい水晶がコレ。 ブラジル産のエレスチャルです。 全体像は、どこが先端だか、どの方向に結晶したのだか、ぱっと見ただけではわからない、エレスチャルらしい形。うっすらスモーキーがかっています。 そのエレスチャルの複雑な結晶面に、慎重に光を反射させていくと……浮かび出る、虹色。 実は、写真の虹は実物よりもくっきり派手に写っています。 しかし、実物も確かに虹色。石の内部に出る虹ではなく、表面が油膜のように輝きます。 これは、結晶の表面が酸化鉄やチタンの酸化被膜でコーティングされているためだそうです。 もちろん、天然です。 アクアオーラのような派手やかな色合いではありませんが、 これが自然にできたものかと思うと……感動! おそらく、酸化被膜の重なり具合とか、厚みの違いで、 光の反射か屈折が変わり、虹色に見えているのではないでしょうか。 グッド・ネーミング! 某石屋さんが、この神秘的な水晶に付けた名前が、またすばらしい。 「アルケミスタ」です。 英語表記では、アキケミスト(錬金術師)ですが、石屋産のネーミングに従ってラテン語表記(女性名詞)の「アルケミスタ」にしました。 ブラジル(ポルトガル語)では、アメジストをアメジスタ、ルベライトをルベリッタというのだそうです) 金属の酸化被膜によって水晶が虹色に輝く……。 まさに錬金術的不思議。 広く知られたクリスタル用語ではありませんが、このネーミング以上にぴったりな名前があるでしょうか。 気合いを入れて、広めてみようかと思ってしまいます。 2006年1月11日、ブログ掲載 |
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