パキスタン産 アクアマリン

ディープ・ブルー




カイアナイトじゃないよ

一見、カイアナイト……と思いそうな、パキスタン産アクアマリンです。
透明感という点ではいまいちですが、色はかなり濃いです。

この石は、2005年12月の池袋ショーで買ったガーネット付きアクアマリンと同じ店での戦利品です。
パキスタン産アクアマリンらしい、淡い色合いの石の中にあって、ひときわ濃い色合いに引かれてしまいました。
透明度はごらんの通りで、結晶がミルキーに濁っているというよりも、一番内部の芯に当たる部分は、母岩とよく似た白い石で、その表面を色が濃いアクアマリンが覆っているようにも見えます。

その後、別の機会にも同じように色が濃いアクアマリンを見かけたのですが、その際、一緒にいた人に「これは染めだ」と言われてしまいました。
アクアマリンは、緑っぽいものを加熱して青みを増す処理が行われることがあるのですが、その石は、単に青い染料に漬けて青く見せているのだというのです。
その石は、写真の石と同じように、アクアマリンとしては縦の条線が多い石で、どうやらその線に染料がしみこんでいるようだと言うことのようでした。
そんな話を聞くと、ちょっと心配……。
まあ、染料による染めだと聞いた石は、母岩が付いていなかったのに対し、写真の石は母岩が付いていて、母岩には色が付いていないので、染料による染だという可能性は低そうです。

(2006年4月4日、ブログ掲載)

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