複数形 今日の石も、お店の隅っこ出身です(笑)。 少なくとも、新入荷の石の棚にあったのではなく、しばらくそのお店にいたらしい石でした。 タイトルのとおり、ファントムです。産地は不明ですが、おそらくブラジル。 なぜファントム「ず」なのかというと……複数だからです。 なにがって、もちろんファントムが。 よくご覧下さい。中まで白いくっきりファントムが入っています。 たぶん、このファントムの段階までは水晶の中に白い角閃石が入り込んだシルキー・クォーツの状態だったと思われます。 その後、透明な水晶となって成長を続けたわけですが、白い部分を見ると、いくつもの先端が見えます。 つまり、この石にはクラスター状のファントムが入っているのです。 しかも、クラスターすべてを覆うファントムもうっすら見えるのでこの石が、小さな結晶の集合から、ひとつの単結晶に成長していったことがわかります。 こんなへんてこりんを見つけて、にんまりしたのは言うまでもありません。 しかも1000円。お店の隅っこばんざい。 変な石探しに必要なもの ここで、お店の隅っこ探しに必要なものを挙げておきましょう。 ルーペではありません。 それは、「自分で探すぞ」という気合い。あるいは意気込み。 お店の隅の石は、たいてい新着ではなく、悪くするとお店の人も忘れかけていたりします。 当然、見栄え良く並べられていることも少なく、お店の人が「こんな石はいかがでしょう」と、勧めて下さることもまずないでしょう。 ということは、あなたが積極的に見てあげるしかないのです。 積極的に見て、自ら選ぶ。それを可能にする「気合い」が不可欠だということです。 最後に。 写真の石の「呼び名」は「ご一行様」。 「お化け(ファントム)ご一行様」という意味です。 (2006年4月30日、ブログ掲載) |
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