インド産 ヒマラヤ水晶クラスター

ヒマラヤン・オレンジ



ほんのり色づき

インドはクル渓谷産のヒマラヤ水晶です。
比較的短柱状の結晶が群れていて、母岩も石英質。
一番の特徴は、おそらく鉄と思われるものによって、全体がオレンジっぽく見えること。
光の加減では、ちょっぴりピンク色っぽくも見えます。

鉄によってオレンジに染まった水晶をタンジェリンと呼ぶことがありますが、よく見かけるブラジル産のタンジェリンが、表面を鉄にコーティングされているのに対して、この産地のものはどちらかというと結晶の隙間や石英質の母岩が鉄によって色づいているか、結晶の表面に鉄がくっついていても、皮膜状にコーティング……ではなく、ちょっと粉っぽくくっついている感じがします。
そのために、色づきはあくまでもほんのり。
クラスター状態になって初めて、あ、色が付いてる……とわかる程度です。
しかし、この色づきの具合がこの産地の特徴であり、見慣れてくれば、お店の棚でブラジル産と一緒になっても、たいてい見分けがつきます。

ヒマラヤ水晶としてはネパール産よりも前から流通していたインド産ですが、このごろではなかなか手頃で、美しい色・形の石に出会うのも難しくなりました。
以前は、インド産で面白い石を置いていたお店も、店員さんが変わったら、品揃えがいまいち……。
ミネラルショーでは、普段目にすることが少ない国の石とか、インド産ではアポフィライトや沸石類に目を奪われがちですが、ほんのりかわいいインド産水晶もしっかり見てこなければ。

(2006年5月1日、ブログ掲載)
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