サイコロ・フローライト カルサイトに続いてエルムウッド・パート2。こっちはフローライトです。 ちっちゃなサイコロ状結晶が集まって、やはりサイコロな形を作っています。 こういうのもフラクタルな構造と言うんでしょうか。 カルサイトの色と輝きは、柔らかさを感じさせます。 フローライトのそれは、みずみずしくありながら、形はどこか人工的。 私にとってのフローライトの結晶は、「都市」のイメージです。 さて、エルムウッドのフローライトといえば、色はだいたい紫色〜紺色の濃淡バリエーション。 スファレライト(閃亜鉛鉱)を母岩としているものも多く、いかにもエルムウッドらしいこのタイプをねらっていたのですけれど、写真の石を見て、あっさり方向転換しました。 写真のフローライトは、母岩部分はなく、(母岩のように見えているのはミネラルタックです)写真では裏側に当たるところに、ちょうど枝のような付着部分があります。 似た標本で、これがスファレライトだとされていましたが、定かではありません。 この部分が、もっとしっかり残っていたら、ちょうど枝にフローライトの結晶が果物のようにくっついているような感じになったでしょう。 そして、その「枝」に当たる部分の先っちょには、かわいらしいサイコロ結晶がおまけに一つ。 フラクタルでシャープな立方体シェイプと、このかわいいおまけ結晶、 そして、この深い紫色を前にしたら、よろめかないわけにはいかないではありませんか。 (2006年5月14日、ブログ掲載) |
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