ギルギット・グリーン パキスタン、ギルギット産のクローライト入り水晶! おなじみのお店で、入荷したての石の中から「掘り出し」たものです。 長さは5.5センチほどと小ぶりで理想的な大きさ。 みごとな照り、透明感、そして緑泥の3拍子がそろった、文句なしの美人石です。 ギルギット産の水晶は、持っていることは持っているのですが、こういう美しい緑泥入りを探していました。 なぜならば……ギルギットは、(狭い意味での)ヒマラヤ山脈の西の端。 ……つまり、ギルギット産水晶は、 「ギルギット(パキスタン)・ヒマラヤ水晶」でもあるのです。 ネパールのガネーシュ・ヒマールでは、美しい緑泥入りの水晶が出ますが、山脈沿いに西へ移動して、チベット内のカイラスや、インドのクル・マナリとなると、緑泥は明るめの色合いになり、質感も異なります。 ところが、不思議なことにさらに西へ移動して、パキスタンにはいると、再び深みのある緑泥入りの水晶が産出するのです。 山の女神のたたずまい このことを知って以来、ガネーシュの緑泥を思わせる深みのある緑の石を捜していました。 写真の石は、まさしく希望通りの緑。これぞ、ヒマラヤン・グリーン。 緑泥入りでなければパキスタン・ヒマラヤ水晶ではないということではありませんが、個人的には緑泥入りで締めたかったのです。 会場でお会いした、石のパワーがわかる石好きさんによると、この石は「女性性の強い石」なんだそうです。 そういわれれば、緑泥入りでワイルドな表情をしているように見えても、形はやさしく、表面はなめらかで端正です。写真を撮るためによく見ると、あでやかな虹も入っていました。 自然と背筋が伸びるような、さわやかな清冽さと、静かに見守るような優しさを感じる石……という感じでしょうか。 (2006年8月6日、ブログ掲載) |
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