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かってにQ&A
その2

ブログや当サイトのアクセス解析で、なぜか「疑問文」がヒットします。
「○○石と××石の違いは?」「水晶はどうやってできたのか?」という具合です。
検索というのは、検索ワードが含まれるページを探し出してくるものであって、
疑問に対する答えを探し出してくれるものじゃないはずなんですけど……。
……ということで、
目についたものをここで勝手にQ&Aしてみます。(KURO的意見コミ)

間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。


見たい質問をクリック! Q&Aにジャンプします。

 レムリアンシードライトニングはあるのか  ストロベリークォーツの見分け方
 ヒマラヤクリスタル緑っぽい内包物入る?  メタモルフォーゼス ミルキークォーツ 見分け方
 ミルキークォーツ ムーンストーン 見分け  パワーストーンと数珠の違い
 マリンブルータイガーアイとタイガーアイの違い  龍紋瑪瑙 着色?
 黒龍紋瑪瑙は塗り物?  水晶が曇りが取れてクリアになった気がする。
 持つ人で石も変化するか?
 ルビーインゾイサイトとルビーの違い  ジェイドとカルセドニーの違い
 ホワイトジェイドとクォーツァイトの違い  エレスチャル水晶は何年かかってできたものか?
 スーパーセブン 偽物  タイガーアイ 偽物 見分け方
 天然石ブレスレット同士が擦れる時の音が
 プラスチックみたい
 プラチナルチルとシルバールチルの違い
 アゲートとオニキスの違い
 アゲートとサードオニクスの違い
 サードオニキス、赤天眼石の違い

続きはこちら   

レムリアンシードライトニングはあるのか

ある。
ライトニングクォーツの一大産地は、ブラジルミナスジェライスのエスピニャッソ山脈。一方、レムリアンシードの産地は、エスピニャッソ山脈から枝分かれしたカブラル山脈なので、レムリアンシードのライトニングが採れる。


落雷痕を持つレムリアンシード

ストロベリークォーツの見分け方

まず、ストロベリー・クォーツというのは、正式名称ではなく、あだ名みたいなものなので、「これが本物、これは偽物」とはっきり分けられるものではなく、いくつかの種類の石英系の石が「ストロベリー・クォーツ」の名前で呼ばれていることに注意。
自分はどこまでをストロベリーと呼ぶか(呼びたいか)をはっきりさせること。
一番最初にストロベリーと呼ばれたのはメキシコ産。今現在一番有名なのはカザフスタン産。(右写真はカザフスタン産)
そっくりなガラスビーズは、チェリー・クォーツ。
詳しくはこちら

ヒマラヤクリスタル緑っぽい内包物入る?

ヒマラヤといってもネパール、中国(チベット)、インド(北部)、パキスタン(北部)と何か国にもまたがる大山脈であることに注意。

つまりヒマラヤ山脈は、山脈中のいろんなところで採れていて、それぞれの特徴を持っている。

だから、産地によっては緑っぽい内包物が見られるところもある。
緑っぽい内包物は、クローライトやアクチノライトなど。 

メタモルフォーゼス ミルキークォーツ 見分け方

メタモルフォーゼスは、ミルキー・クォーツの中で放射線照射+加熱でグリーンゴールドに変化するもの(主にブラジル産)なので、変化前のものだけを見て確実に判断するのは無理。

可能性で言うなら、メタモルフォーゼスは
◆アクエリアスやポカリスエットくらいの白濁半透明。
◆真っ白不透明のものはない
◆ひびだらけや極端な色むらのあるものもほとんどない

……というかんじ。

個人的には、同じところに放射線照射で黒くなったものや、グリーンゴールドに変化したオーロ・ベルディを置いているところを選ぶかも。

ミルキークォーツ ムーンストーン 見分け

見分けに困るほど似ているとは思えない。
ミルキー・クォーツには、ムーンストーンのような明確なシラーは出ない。(一部、シラーっぽいものが出るのがあるが、ムーンストーンほどはっきりしていない)
ムーンストーンはクラックなどに特徴がある。
ムーンストーンのシラーは、内部の層状構造によるものなので、見られる方向が決まっている。


ミルキー・クォーツでもムーンストーンでもない、オパルセント・ガラス(オパール・オブシディアンの名前で見かける)に注意。

ミルキー・クォーツ

ムーンストーン
※写真のために、実際よりも青白く写っている。
肉眼ではここまで青白くは見えない。
 

パワーストーンと数珠の違い

まず、「どんな」ものを指しているのか整理すること。

文字通りにとらえれば、パワーストーンはブレスレットだけでなく原石や丸玉も含む。
持ち主さんが「不思議な力がありそう」と思うならそれはパワーストーンであると言える。

一方数珠は仏具の一つで、念仏を唱える際、何回唱えたかカウントする際に用いるもの。
正式な数珠は108個の玉を用いている。
普段お葬式などで目にする数珠は、この108個を半分(57個)にしたり、4分の一(27個)にした略式のものだが、宗派によって玉の数や房の形に決まり事がある。

この略式念珠の中でもカジュアルなのが「腕輪念珠」
両手に荷物を持つために数珠が持てないので、短くして腕まわりに着けたのが始まりらしい。丸いビーズを連ねたブレスレットで、お守り感覚で持つ人が多い。(こういうものはお葬式などでは使わない使えない)
本来の数珠っぽく親玉(紐や房が飛び出している大きめの玉)を使ったものもあるが(右図下)、一番カジュアルなスタイルだと丸いビーズだけを連ねたものがある。
これとパワーストーンのブレスレットが見た目同じだが違うのか……大雑把にいえば同じ。

丸い石のビーズを連ねたブレスレットを、どちらの名前で呼んでいるかというだけのこと。
強いて分けるならば、数珠と言うとやはり仏具のイメージを伴うので、「お守り(仏様に見守ってもらうというイメージ)」として持つ。
「○○のために」など、願いごとメインの場合はパワーストーンと見るべきではないだろうか。




  あと、仏具つながりの数珠の場合は、一種類の石で作られたもの。ロンデルなどの金具を使わず、カットもラウンドカットくらいで丸に近い石を用いたもの(色も派手すぎない)。ワイヤーやピン、マクラメ編みではないもの……というイメージがある。たくさんの石を混ぜたり、大きさやカットを多様にしたり、金具を用いてデザイン的に作られたものは、数珠とは呼びにくい感じ。
さらには、石同士や石と人の相性を気にしたり、浄化しなければ……というのもパワーストーンの考えのように思われる。

マリンブルータイガーアイとタイガーアイの違い

マリンブルー・タイガーアイは着色。タイガーアイは天然の色。(中には軽く脱色して明るい色合いに見せているものもある)

写真左がマリンブルータイガーアイ、右がタイガーアイ。
ついでに、ブルータイガーアイとマリンブルータイガーアイを比べてみたのはこちら

:龍紋瑪瑙 着色?

写真のようにひび模様に色がついているのは着色。そのほか、ベースのカルセドニーを着色し、それにひびを入れているものもある。

: 黒龍紋瑪瑙は塗り物?

右のようなビーズのことであれば、石(カルセドニー)自体は天然石で人工的にクラック(ひび)をいれ、そこに黒い染料を染み込ませている。
カルセドニーは、染めやすい石なので、いろんな色に染められた龍紋瑪瑙がある。


水晶が曇りが取れてクリアになった気がする。持つ人で石も変化するか?

ひびや瑕などに水分がしみ込むと、ひびが見えなくなり、結果透明度が上がったように見えることがある。
目立つひびではない、微細なものでも見えなくなれば、透明度があがって見えることはあるかも。

ルビーインゾイサイトとルビーの違い

……?
ルビー・イン・ゾイサイトは、緑のゾイサイトの中にルビーが含まれたもの。ルビーはルビー単体。その違いとはどういうことだろうか?
ただし、ルビー・イン・ゾイサイトといっても、その「ルビー」は宝石で言うところのルビーの色合いには当たらず、その部分だけを見るならば「コランダム」ということになる。
※コランダムの中で赤いものがルビー


ビーズのルビー(最初からルビー単独)とルビー・イン・ゾイサイトのルビーだけ部分を区別したい場合、ルビー・イン・ゾイサイトの方は黒い角閃石が混じることが多いように思う。(ときどき緑の部分もくっついていたり)

ジェイドとカルセドニーの違い

ジェイドは「翡翠」と訳されるが、本来は中国古来の「宝石」の意味である「玉(ぎょく)」のことと考えた方がわかりやすい。
中国では淡い半透明の色合いでしっとりした艶の石を美しいと思い「玉(ぎょく)」と呼んで愛でてきた。これは現在の鉱物種に関係なく、「見た目美しい石」が「玉(ぎょく)」である。
なので、「玉(ぎょく)」と呼ばれていた石を鉱物として分類すると、ネフライト、ジェダイドやソーシュライト、サーペンティンなどいろいろなものがあるが、ネフライトがすべてジェイドかというとそうではなく、ネフライトの中で淡い半透明の色合いでしっとした艶のあるものがジェイド(玉)である。
その中にはカルセドニーも含まれる場合がある。

つまり、違いというならば中国古来の基準で「美しい石」とするか、現在の鉱物の分け方でカルセドニーと呼ぶかの違いということになる。

※翡翠も、つまりは「カワセミの羽の色の玉(ぎょく)」という意味。日本では美しい緑の翡翠(ジェダイド)が採れ、それが尊ばれ、中国で「玉(ぎょく)」にあたるものが緑のジェダイドだった。そのため、ジェイド→翡翠というイメージが強い。

ホワイトジェイドとクォーツァイトの違い

一番大きな違いは「ジェイド」は見た目基準による名前、クォーツァイトは成分とでき方によって決められた岩石名であるということ。
ホワイトジェイドのジェイド(ジェード)は、「玉(ぎょく)」という意味。よく「翡翠」と訳されているが、これでは誤解を招く。

玉(ぎょく)は、古代中国で愛された、淡色半透明で磨くとしっとりとした艶を放つ石のこと。鉱物として見ると、ネフライトだったりサーペンティンだったりするが、ネフライトだったらなんでも「玉(ぎょく)」だったわけではなく、あくまでも古代中国人が「美しい」と感じたものが「玉(ぎょく)」だったのである。

むしろ、「きれいな石」「(古代中国における)宝石」という意味合いと考えるとわかりやすいかもしれない。
翡翠も「玉(ぎょく)」の一種で、意味するところは「翡翠(カワセミ)色の玉」。
ただ、日本では緑の硬玉翡翠が採れ、宝石・きれいな石といえば翡翠だったので、(日本では)玉(ぎょく)=翡翠というイメージになってしまった。

ビーズでは、やや意味が変化し「石の種類に関係なく明るくきれいな(安い)石(面倒なので石の種類は判別しない)」という感じの名前として使われている(染めも含む)。

つまり、ホワイトジェードは「安価で見た目半透明白のきれいな石(鉱物としての種類は関係なし)」ということ。だからクォーツァイトも、カルセドニーもカルサイトも含まれる可能性がある。


一方、クォーツァイトは、いったん結晶した石英(水晶)が風化して細かい砂となったものが加工や湖などに堆積し、それが圧力や熱などの変成作用を受けて再結晶した岩石で、珪岩と呼ばれるもの。
フックサイトなどが混じって緑になることもあるが、不純物がなければ半透明白となる。

エレスチャル水晶は何年かかってできたものか?

水晶が成長している現場を見た人は誰もいないので、実際どれくらいかかっているのかは不明。
ただし、エレスチャル(骸晶)は、形の整った水晶よりも結晶する速度が速いと考えられている。
注意:結晶する速度と、水晶がどのくらい長く地中に埋もれていたかは、話が別。
他の水晶より古い時代に結晶して長く埋もれていたということもあり得る。
 

スーパーセブン 偽物

まず、スーパーセブンとはどういうものかをはっきりさせる。
ふつうは、ブラジルのエスピリト・サント州産で、アメジスト、スモーキー、クリアの3色交じりの水晶に、ゲーサイト、レピドクロサイト、カコクセナイト、ルチルの4種類の鉱物が混じったもので、ブラジル、エスピリトサント産……というのがスーパーセブンであるとされている。
  しかし、産地については多くのところが無視していて、「インド産スーパーセブン」というのも堂々と売られている。これをどう判断するかが第1の問題。
第2の問題は、ビーズ一粒に3色と4種類の鉱物がそろうことはまずないということ。
ひとつの石にすべてそろわなくても晶洞全体でそろっていれば、それぞれの石もスーパーセブンの力を持つとか言われているが、アメジストとルチルがそろうことはないと思う。カコクセナイトも無理ではないかという意見もある。(カコクセナイト入りと言われているものの多くはゲーサイト)
名付け親のメロディ氏の本に載っている石も、すべてそろっているようには見えない。
曰く、全体で七つの要素が入っていたら、そのかけらはスーパーセブンのパワーを持っている……とか。

産地や内包物や一部分でもOKという説明に対してどういう判断をするかで、スーパーセブンかそうではないかの判断は分かれる。

ちなみに実はガラスという偽物はありえない。
 

タイガーアイ 偽物 見分け方

偽物ってあるのでしょうか?
タイガーアイには、加熱や脱色、染めなどの加工があるが、加工されたものを偽物というかどうかは判断が分かれる
タイガーアイに間違えるほど似ている別の石やガラスなどで作ったそっくりフェイクはないと思う。
タイガーアイに偽物が多いと言っているショップがあるが、そういう場合は、そのショップがどういうものを偽物と言っているかの確認を。
加工していたら偽物というなら、他の加工石(アメジスト加熱のシトリンやほとんど染めの真っ黒オニキス、天珠、アクアオーラなどもまとめて偽物と言わなければならない)

人工キャッツアイの中でこういう色のものは、ちょっとは似ているかもしれないが、偽物?と心配するほど似ているとは思えない。

天然石ブレスレット同士が擦れる時の音がプラスチックみたい

天然石の中には、樹脂でコーティングされているものがあり、そういうものだと、擦れた時の音がプラスチックっぽくなる。内部は天然石なので、偽物とは言えない……意見が分かれるところ。

プラチナルチルとシルバールチルの違い

見た目の色の違い。
あだ名みたいなものなので、はっきりした規定はないが、見た目銀色に見えるのがシルバールチル。
ブロッカイトが絡んでブラシのような形状になり、銀色というよりは黒っぽいメタリックグレーのがプラチナルチルと呼ばれている。

個人的に、シルバールチルは(アップで)写真に撮るとなぜか赤みがかり、プラチナルチルは赤みがからないという違いがあると思っている。

詳しくは
こちら

アゲートとオニキスの違い
アゲートとサードオニクスの違い

アゲートの一部がオニキス、オニキスの中で赤白の縞模様のものがサードオニキスという関係。
アゲートは模様がきれいなカルセドニー。模様にはいろいろある。その中ではっきりとしたまっすぐな縞ものもが(本来のオニキス。だいたいは白黒灰色などモノクロ系の色合いものをオニキスと言い、赤、白、茶色の縞のものはサードオニキスと呼ばれる。

ビーズでは、真っ黒模様なしのものがオニキスと言われているが、もともとオニキスとは縞模様を指していた。
そのため、建材などの分野では、縞模様がある大理石を「オニキス」と呼んだりする。

くわしくはこちらとかこちら

サードオニキス、赤天眼石の違い

サードオニキスを目玉模様に見えるように磨いたものが赤天眼石。
目玉模様に見えないならば天眼石ではない。

たとえば、右のようなタンブルは、赤と白のくっきりした縞模様なのでサードオニキスと言えるが、目玉模様ではないので赤天眼石とは言えない。


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