今度は茶色 砂漠のバラです。
我が家のファースト・砂漠のバラは、なんと、中国産の青いヤツ。 で、2番目にやっとスタンダードな茶色いバラがやってきました。 産地としては有名なモロッコ。 砂漠のバラは、ジプサム(石膏)のものと、バーライト(重晶石)のものがあり、モロッコ産のこのバラは、ジプサム・タイプのようです。 ジプサムは、地下水や川、オアシスなど、水が関係するところで水が蒸発する時に溶けていたジプサムが析出し、成長したものだそうです。 表面がざらざらしているのは、砂が付着しているからだと思われます。 植物バラは、つややかな緑の葉の上に、華やかな色の花を咲かせますが、砂漠のバラは砂漠の色を写して、砂の下に咲くというわけです。 なぜ、バラを思わせるこのような形になるのかは、わかっていないのだとか……。 砂漠の花は、メキシコやアメリカなど各地で産出しますが、それぞれに、育った砂漠の色をしています。 「縁切石」呼ばわりに反対! パワーストーン的意味合いでは、不要な縁を切るとか言われていますが、誰が、どんな理由で、この石にそんな意味をくっつけたのでしょう。 時には略して「縁切りの石」と言われていて、トホホです。 時にはこの「縁切り石(略)」を発展させて、よいも悪いもとにかく縁を切りまくる怖い石……なんてトンデモナイ説明をする人もいて、口あんぐりです。 下手な略し方にもほどがある。 海外サイトでは、幸運の石、人生における突然の出来事の際に持ち主を支えてくれる石だと言われているのをみかけましたが、どうせくっついているなら、そういう意味の方がいいなあ……。 余談ですが、「わがままに効く石」という説明を付けられた石を見たことがあります。 店頭だったにも関わらず、「誰だよ、こんな意味を付けたのは!」と文句を言いそうになりました。 なぜ、どうして、こんな意味、というのも切ないですが、その意味を理由に石が選ばれていくのはもっと切ない。 石の楽しみ方は人それぞれで、他人が口を出す筋合いではありませんが、それでもやはり……私個人としては、どうにもこうにも切なすぎます。 それは、水の記憶 この砂漠のバラも、水とは縁のない砂漠の中で、その場所にかつて水があったことを物語る石なのですね。 砂漠の色をまとい、かつての水の記憶をとどめる石。 砂の中で作られた、繊細な花びら。 石の意味にとらわれすぎると、この石が持つそんな物語も、形の美しさも、目に入ってこないと思うのです。 意味もいいけれど、石が持っているその石だけの表情も見て欲しい。 石の写真を撮るようになってから、石の意味よりも、石の表情に心奪われるようになりました。 鉱物としての石が好きだからではなくて、カメラを通して見る石の表情や造形が、とても不思議で美しかったからです。 こんな美しい形が、砂漠の砂の中で作られるんですよ!? そこに「縁切り」」だのと、変な意味を持ち込みますか。 声を大にして言いたい。 2007年7月10日、ブログ掲載 |
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