真っ黒だけじゃないぞ メキシコはテキーラ産のスパイダー・ウェブ・オブシディアンです。 オブシディアンといえば黒曜石の名前からもわかるように黒くて輝く石。(「曜」という字には輝くという意味があります) ところが、世界中を見渡してみれば、黒と茶色が斑になったマホガニー・オブシディアン、黒と赤の「紅十勝」。黒地に白い斑のスノーフレーク・オブシディアン。黒地に見えながらレインボーの色彩が浮かぶレインボー・オブシディアン、金色のさざ波が揺らめくゴールデンシーン・オブシディアン、名前は付いていないけれど、ほどんど透明の中に墨流しのように黒や茶色が流れる東欧のオブシディアン、 天然で丸くなったタンブル状に産出するアパッチ・ティアーズなど、実はひそかにバラエティー豊か。 注目の産地・メキシコ そこに加わったのが、この石です。(結晶していないので鉱物ではありませんが、「黒曜石」なんだから石ということで) 黒地にグリーン・グレイの網目模様。なるほど「スパイダー・ウェブ」です。 しかし、何故にこういう模様が……。 黒いオブシディアンにひびが入って、そこに何か別の鉱物が染みこんだのでしょうか。 だとすれば、なぜ「割れたまま」でないのかが不思議です。 そもそも結晶するまもなく冷えてしまったために、天然ガラスであるオブシディアンになってしまったのですから、一度ひびが入って蜘蛛の巣模様ができて、再び熱せられてくっついちゃった……なんて、悠長なヒマがあるとは思えません。 考えてみると、レインボー・オブシディアンもゴールデンシーン・オブシディアンも、ネットで見かけた天然ブルー・オブシディアンもメキシコ産なんですよねえ……。 さらに、柱状アメシストの代表格ベラクスル・アメシストやガレロ・アメシストなど水晶にもなり変わったのが多く出ます。これからは、メキシコ産から(も)目が離せません。 ※石仲間の桃猫さんのところのみごとなスフィアはこちら (2006年5月19日、ブログ掲載) |
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