ロシア石を阻む 以前にご紹介したロシアの「魚」水晶を覚えておられるでしょうか。 へんてこりんで、ロシア産で、たいへん私好みであったにもかかわらず、他の石に目移りしてしまい、 別の日に改めて買った……とご紹介しましたが、その目移りしたいしというのがコレです。 産地は中国。 見ようによってはわずかにブルーがかってみえる淡いグレイの水晶です。 根本には緑泥とおぼしきものがわすかにインクルージョンされていて、表面は、昨年秋に中国で発見されたという説明付きで最近ネットで見かけるようになった「溶解水晶」に似ています。 削られた……と言えなくもない感じなのですが、ブラジル産の溶解水晶を見てしまうと、「溶けた」ようには見えません。 (※中国産「溶解水晶」も持っていますが、こっちも溶けたようには見えません) まわりの光景とともに それはさておき、大好きロシアのダルネゴルスク産「魚」水晶を退けたのは、この造形。 鉛筆より若干細いくらいのポイントが集まって小さなクラスター状になっています。 この形、この色、このテクスチャがあいまって、もろい氷を思わせます。 こんな水晶が無数に集まったクラスターは、いったいどんなものなのでしょう! ダルネゴルスクの「魚」水晶は、一個で完結した形ですが、こちらは、かつてまわりに林立していたであろう結晶や、その結晶を包み込んでいた場所、採掘されて初めて光が差し込んだ瞬間の輝き…… そういうものを連想させます。 (2005年3月23日、ブログ掲載) |
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