鉄にうっとり 突然ですが、私は「鉄」に弱いかもしれません。 もちろん、金属としての鉄ではなく、石に含まれる鉄のことです。 砂岩を芯にヘマタイトが固まったモキ・マーブル(シャーマン・ストーン)や先だってのショーで手に入れたヘマタイト・ナゲットのような、「鉄の手ざわり」も好きですし、光に透かすと、燃えるように輝く赤水晶の色合いを見ていると、わけもなくわくわくします。 赤」という言葉は、「明るい」や「あかつき」に「あか」がふくまれているように、太陽の光を語源に持つ言葉なのだそうです。 一方、「red」などのヨーロッパの「赤」の多くは「血」をルーツとするものが多いのだとか。 命の色 ご存じのように、血液の色はヘモグロビンの中に含まれる鉄分の色。 そう考えると、鉄で赤く染まり光に透けて燃え立つあの色は、まさしく「あか」なのです。 思わず血湧き肉躍る思いに駆られるのも道理…………と納得したところで、こんな魅惑的な赤を集めてみました。 おなじみ、瑪瑙のスライスです。 瑪瑙の赤は染めではなく、加熱することでもともと含まれていた鉄分を発色させてるのだと聞いたことがありますが、天然の赤と見極めがつけられません。 でも、まるで波紋のような濃淡のもようを見ていると、思わずうっとり。 現代絵画もかくやというこの色と模様が自然によって作り出されたものだとは……。 いやはや、かないません。 (2005年7月4日、ブログ掲載) |
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