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ホワイトバランスを調節しよう

石、好き〜で始めた石写真歴が、いつの間にか「石の上にも三年×2」。
なのに、1年くらい前からやっと「ホワイトバランス」なるものをいじるようになりました。
ホワイトバランスとは、デジカメに「これが白」と覚えさせる作業
このひと手間で「色が変に写っちゃった〜」「色がきれいに写らない」が激減。
もうちょっと早くやってれば。そう思いました。

※ここは「実はデジカメがよくわかっていないKURO基準」で進めております。
デジカメに詳しい方には「何言ってるんだ今頃」と思われるかもしれませんが、ご容赦を。
間違っているところがあったら 掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄にてご指摘ください。
また、ネットショップの商品写真レベルの話ではないのでご注意を。

最初に。ホワイトバランスの調整方法は、デジカメによってさまざまだと思うので、お持ちのデジカメの説明書でご確認くださいね。
ホワイトバランスの調整は、毎回やりましょう。長時間撮影する場合は途中で何回かやりましょう。

光に色、付いてます。

デジカメにこれが白だと覚えさせると言うけど、白は白。なぜ、そんなことをしなければならないのか。白い紙は昼間見ても白、夜、蛍光灯の下で見ても白。……そう見えます。肉眼では
ところが、太陽光と蛍光灯では微妙に光の色が違います。デジカメはそれを律儀に……あるいはちょっとオーバーにとらえてしまいます。
肉眼ではどちらも白く見えていても、デジカメがそう認識していなければ、色が変わってしまうのは当たり前。そこで「ホワイトバランス」で「これが白!」と覚えさせるわけです。

ほんとに色、付いてます? ……では実例を。

↑蛍光灯下で白いフェイクファーを撮影。デジカメの自動調整のために画面が暗く色が濃く写っていますが、白と言うより緑っぽいのがおわかりいただけるでしょうか。
同じ場所にブレスレットをおいて撮ったもの。くすんでいます。

では同じ場所、同じ布・ブレスのままでホワイトバランスを調整。

画面が暗いので灰色ですが、調整前に比べると、緑っぽさが消えて灰色に。これを明るくしたら白だと思いませんか。
同じようにブレスレットを撮影。調整前に比べて色がきれいに写っています。これで明るさを調整すればばっちり。

ついでに蛍光灯に白熱灯の電気スタンドで光を補った場合。
白熱灯は黄色っぽい光なので、色が付いているのが肉眼でもわかるはず。
太陽光でも夕方の光の場合は同じ感じです。


黄色いというより、赤い……?
デジカメには、白がこんな色に見えてます。
実物を見ていれば濃く写っているのが緑のビーズとわかるけど、この写真だけだと、どうでしょう?

同じ状態で、再びホワイトバランス調整!


上の蛍光灯下の場合のホワイトバランスと同じ感じ。
上の写真と比べてください。バックがきちんと白く、緑のビーズは一応緑に見えます。

白熱灯で光を補っているので、蛍光灯のみの場合より少し明るく写りました。

いかがですか? かなり違いませんか?
この効果を目の当たりにしたとき、私は切実に思いました。「もっと早く知ってれば!」
カメラによっては撮影モードで晴天や曇天、白熱灯下などのメニューを選べるものがありますが、時と場合でさまざまなので、その都度ホワイトバランスで調整した方が確実です。

太陽光でも午後早い時間の窓辺は青白く写ったり、曇天だと晴天に比べて黄色っぽい光だったりします。同じ時間帯でも夏と冬では光の色が違います。

あ、そうそう。
白熱灯下でホワイトバランスを調整して撮った後、やっぱり蛍光灯で……などと光を変えた場合、直前のホワイトバランスが残っていて、色がむちゃくちゃ狂います。そういう場合もホワイトバランスで調整してください。
たとえば……実物は左のような感じの半透明白の石を、
「直前にホワイトバランスを白熱灯に調整した状態で」「今度はちょっと青白い光で撮ったら」……右のように
真っ青!
この二つの写真は同じような色合いの石です。光とホワイトバランスの調整(ミス)でこんなに大変身……。

もしも、ホワイトバランスの調整が付いていないカメラの場合は、先程述べた撮影モードのメニューで試してみるか、フォトショップ(エレメンツ)などの画像ソフトで補正することを考えてみてください。

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