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「クリスタル百科事典」
KURO的ツッコミ
その4

ごめんなさい。またもやツッコミします。追加資料としてお役に立てば幸いです。
個人的には、この本を参考に石を探すなら、ネットや他の本で石の外見を確認した方がいいと思います。

間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
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現在ツッコミ進行中です。今後徐々に追加します。

今回のツッコミは
●同じところは同じツッコミ
前2冊の総集編的名本なので、内容が重なるところ、同じツッコミどころの場合は、前2冊のツッコミと同じ文章を載せてあります。

●違っているところもチェック
前2冊から記述が変わったところもチェックしました。
緑の文字は本の記述(引用)、青文字は前2作の記述(引用)、赤文字はKURO的重要ツッコミ

掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
168 アメジスト

どうも、この本では石英グループの中で塊状のものを「六方晶系」結晶の形をしているものをに「三方晶系」としているようだが、塊状か結晶の形をしているかで結晶系が異なることはないので間違い。
しらべてみたら、高温型水晶は六方晶系、低温型は三方晶系……らしいので、水晶ならば塊状であっても結晶の形をしていても三方晶系に統一すべきではないかと思う。
169 ベラクルスアメジスト 前著「クリスタル&癒しの石」では、産地の表記がなくて「?」と思ったが、今回はメキシコと明記された。
メキシコでベラクルスアメジストというアメジストが産出するのではなく、メキシコのVeracruz産のアメシスト。(念のため)
ブラジル産やウルグアイ産と違い、長柱状のアメジストの産地として知られる。

現在は各国からさまざまなアメジストが産出するが、かつては「世界でもっとも美しいアメジスト」と言われたらしい。
そのわりに写真のアメジストは、あんまり質が良くない。
参考(海外サイト)
もっと色が濃く美しいものがある。
アメジスト・ファントムクォーツ クリアな中に紫色のファントム、紫色の中にクリアなファントム、色の濃淡でファントムになっているものがある。
アメジスト・ファントムいろいろ

こちらにもアメジスト・ファントム
170 アメジスト・スピリットクォーツ スピリット・クォーツは、普通はアメジストが多いので、特にアメジスト〜と付けることは少ないかも。
ブランドバーグ・アメジスト 前著の「新しく見つかったクリスタル&癒しの石」では「ブランデンバーグ」と表記されていたが、今回はブランドバーグ表記に変わった。こちらの方が一般的だと思う。
写真は色が薄いが、もっと色の濃いもの、水入りのもの、エレスチャル状のものもある。
産地に南アフリカが入っているが、ブランドバーグはナミビア。よく似ていても南アフリカ産のものはブランドバーグ・アメジストとは呼べない。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
171 アメジスト・エレスチャル 本の写真は「成形されたアメジストエレスチャルのポイント」とあるが、エレスチャルとは、本来ごつごつした特徴的な「形」について付けられた名前なので、それを成形し、説明写真に採用するのはナンセンス
さらに、写真を見る限り、エレスチャルと言うよりは大振りなアメジストの錐面だけを磨いたもののように見え、成形前もエレスチャルであったとは思えない。

アメジスト・エレスチャルは、ごつごつ複雑形状エレスチャルか層状スケルタルにアメシストの色合いがあるもの。 詳しくはこちら


ネットで検索すると、内包物があるアメジストのビーズが大量に出てくるが、何度も言うように、エレスチャルは外観に対して付けられた名前なので、内包物は関係ない
ビーズで用いられるエレスチャルのネーミングも間違いである。

詳しくはこちら

化学組成の項目に(鉄を含む)とあるが、アメジストの発色は確かに鉄イオンによるものだが、あえて表記されることはない。


スモーキー・アメジスト 化学組成の項目に(鉄・アルミニウム・リチウムを含む)とあるが、スモーキー・アメジストだから特にというものでもないので、これは書かなくてもいいと思う

本文に「……ブランドバーグ・アメジスト(p170)の包括的な特性を有するほかに……」とあるが、ブランドバーグ以外にもスモーキー・アメジストは産出するので、この表記は微妙だと思う。
右の写真はブラジル産。
172 ラベンダー・アメジスト 要するに、色の淡いアメジスト。
かつてはアメジストは色の濃いものが良しとされてきたが、近年趣味の多様化により淡い色合いのものも好まれるようになった。

色の淡い質の低いアメジストをラベンダーアメジストというもっともらしい名前を付けて高値で売っていると言われることもあるが、これは単に好みの問題であると思う。

色の淡いアメジストでも透明で美しいものはあるので念のため。

そのほか微妙な色合いによってピンク・アメジストやローズ・アメジストと呼ばれている場合もある。


アメジスト・ハーキマー KURO的翻訳、透明度と照りがよい小ぶりでDTのアメジストのこと
ハーキマーをアメジストに対して用いる例は見かけないように思う。


※お二方ほど、初めてこの本を見た石屋さんの感想をお聞きしましたが、どちらも真っ先に「アメジストでハーキマーってあり?」とおっしゃっていました。

産地がヒマラヤ山脈となっているが、ヒマラヤ山脈でハーキマー・タイプの濃いアメジストは見たことがない。本当にヒマラヤ山脈産なのだろうか?

照りが良くて小粒でDTのアメジストだが、ハーキマー・アメジストとは呼ばない。アフリカ・マラウィ産
173 アメトリン アメジストとシトリンが一つの結晶に同居しているもの。
ビーズではアメジストとシトリンが同じ連に連なっているものをアメトリンと呼んでいたりするので注意。

産地が世界各地となっているがこれは間違い。アメトリンの産地として有名なのはボリビア。少ないがブラジルでも出る様子。世界各地と書けるほど、あちこちで出るものではない。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
174 ラベンダー・クォーツ おそらく一般的に「ラベンダー・ローズ(クォーツ)」と呼ばれているものを指しているのだと思われる

ローズ・クォーツ=ピンクだが、よく見ると色合いはさまざまあり、中には若干紫がかっているローズクォーツもある。
ローズクォーツとアメジストが混じっているわけではないが、色合いからラベンダー・ローズと呼ばれている。
(※いろいろな色合いのローズクォーツの写真)

産地が
南アフリカになっているが、ラベンダーローズであればマダガスカルだと思う……

右が普通のローズクォーツ、左がラベンダー・ローズ
リチウム・クォーツ 前著「クリスタル&癒しの石では天然コーティングと説明されていたが、今回は(リチウムの内包物または被膜を伴う)に変わった。
本の写真では特徴が現れていないが、リチウムを内包した水晶は右のようなセピア・ピンクになることが多い。
天然コーティングの場合は、酸化鉄が混じることで深みあのある朱赤ラベンダー色、セピアピンクなどもあるようす。


産地が世界各地になっているが、見かけるのはほとんどブラジル、まれにマダガスカル
175 チタニウム・クォーツ 前著「クリスタル&癒しの石」では「天然チタンはクォーツクリスタルの表面に点状に存在しており……」となっていたが、今回は(チタンの内包物または被膜を伴う)に変わった。
……が。写真は前著そのままで、チタンではなく鉄の鉱物であるレピドクロサイト(鱗鉄鉱)が内包された「ファイアー・クォーツ」にしか見えない。

ルチルはチタンの鉱物なので、チタニウム・クォーツといえるが、これについては別項目が設けられている。
そのほか、ルチルと同質異像のアナターゼやブロッカイトも考えられるが、写真とは全く違う。
チャロアイト 化学組成はK(Ca,Na)2Si4O 10(OH,F)・H2O表記もあり。
色は紫が多いが、えんじがかった色合いのものや、ベージュっぽくて紫色がかなり薄いものもある。

内部にはエジリン(黒い部分)やチナクサイト(オレンジ)、長石等が混じる
176 ラベンダーピンク・スミソナイト わずかに色がが違うだけ。
それぞれ少しずつ違うので、細分化すればするほど分けにくくなると思う……。
ラベンダーバイオレット・スミソナイト
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
177 フローライト 本にはタンブルやカボションしか載っていないが、フローライトくらい、きれいな結晶の写真を入れて欲しい……。

ブルー・フローライト(ニュー・メキシコ州産)
ブラウン・フローライト(オハイオ州産)
カラー・チェンジ・フローライト(フランス産)
イエロー・フローライト(フランス産)
天然八面体のフローライト
フローライト・ワンド フローライトをワンド型に成形したもの。人工的な形で項目分けするのはムダだと思う。
178 スチッッヒタイト 和名はスティッヒト石スチッヒト石
読み方も、スティッヒタイト、スティクタイト、スチタイトなどさまざま。

いきなりで申し訳ないが、写真が、スティッヒタイトに見えない。スティッヒタイトだとしても、何かに内包されていて、単体ではない。(参考)
しかも、スティッヒタイトは、サーペンティンが変成してできる鉱物なので、単体か、サーペンティンと一緒に産出する。本の写真のように半透明の鉱物に内包されることはないように思うのだが……。

光沢がある紫色の柔らかそうな石。パープライトよりも明るい色で、軽い。
産地は南アフリカとタスマニア(オーストラリア)が有名。
南アフリカ産は単体で、タスマニア産はサーペンティンと一緒に産出する。
パープライト 名は紫石、または紫鉱
メタリックな紫色と表現されるが、ぴかぴか金属光沢というわけではく、ビロードっぽい感じ。(参考)
紫色の原因は、マンガンイオンであるという。黒ずみやすいらしい。
たいていはナミビア産。
見た目がそっくりだが成分が違い、薬品処理して紫に見せている「ヘテロス石」というのもあるらしいが、見分けるのは難しいと思う。
179 タンザナイト
(ラベンダーブルー・ゾイサイト)
Tanzanightでも多少ヒットする。
鉱物名ではなくて、宝石名。鉱物としてはゾイサイトという。
ルビー・イン・ゾイサイトの緑の部分と同じ鉱物である。
タンザニアで見つかったブルーのゾイサイトに対して、「タンザニアの石」という意味で、ティファニーが名付けた。(「タンザニアの夜」説もあるらしい)

多色性があり、見る方向で青みが強かったり、赤みのある紫に見えたりする。天然で美しい青は少なく、緑がかっていたりするので、加熱加工されていることもある。

「青いゾイサイト」に付けられた名前なので、「珍しい、グリーン・タンザナイト」という言い方は、おかしい。シトリンに対して「イエロー・アメジスト」というようなもの。
タンザニア産以外を、「ブルー・ゾイサイト」と呼んで区別することもあるらしい。


加熱したもの↑

加熱前。↑
パープルサファイア コランダムのうち赤以外をサファイアと呼ぶので、パープルもある。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
180 タンジンオーラ・クォーツ 「……この新しいオーラクォーツはインジウム(略)から作られており……」とあるが、正確には水晶に純金とインジュウム(Indium)を蒸着させたもの。

タンザナイトを思わせる青紫色であることから「タンジン」と呼ぶのだと思う。
硬度・脆性のところが
「もろい」となっているが、加工されているからといって水晶がもろくなっているわけではないので、この書き方は誤解を招きそう。
ライラック・クンツァイト スポデューメン(リチア輝石)のうち、ピンク〜紫のものをクンツァイトと呼ぶので、特にライラック〜と書くことはまずない。
青みがかったものは退色・変色しやすく容易にピンク色になってしまう。
181 レピドライト 雲母の一種でリチウムを含む右や本の写真のようにいかにも雲母っぽいものから、細かい破片が固まったようなもの、ビーズなどでは雲母らしいきらきらが見えない塊状のものも見かける。
ラベンダー・ジェイド 本の化学組成はジェダイト(硬玉)を示しているが、本の写真は一般的なラベンダージェイドではないと思う……。
182 パープルバイオレット・トルマリン 化学組成がケイ酸塩複合体になっているが、XY3Al6(BO3)3SiO18(O,OH,F)4
パープルジャスパー
ロイヤルプルーム・ジャスパー 写真がないので定かではないが、メキシコ産の「インペリアル・ジャスパー」のようなものであろうと思われる(アメリカでも似たものが産出する)。
粘土が火山岩によって変質した、ポーセライン・ジャスパー(Porcelain jasper/陶碧玉)と呼ばれるものではないか。
模様が似ていて、ジャスパーの名前があるが、厳密にはジャスパーではないらしい。
(厳密すぎるかもしれないが、石によってパワーが違うというのならば、はっきりさせておく必要もあるのでは)
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
183 スギライト(ラブライト) スギライト=紫のイメージが強いが、日本で最初に発見された純粋なスギライトはうす緑色(うぐいす色)である。
紫色のスギライトは、マンガンを含んでいるため。
スギライトの和名は「杉石」。発見者の名前にちなむ。
アメリカのインディアン・ジュエリーにも使われ、「スージーライト」「スージャライト」と呼ばれていることもある。
誰が決めたかは知らないが、ラリマー・チャロアイトとともに三大ヒーリング・ストーンのひとつ。
ほんの写真はいまいち色が良くないので→、

紫色のスギライト
カルセドニー混じりで光に透けてピンクっぽい紫
バイオレットスピネル
186 スモーキー・クォーツ 化学組成がSiO2(リチウムとアルミニウムを含む)とあるが、普通、スモーキーの化学組成はSiO2でよい。
スモーキー・クォーツは、珪素の一部がアルミニウムに置き換わり、そこに天然の放射線があたることで、電子のバランスによって光を吸収する仕組み(カラー・センター)が生まれ、黒っぽく見えている。
色も透明に近い淡いものから、ほとんど不透明黒のものまでさまざま。
スモーキー・クォーツ・ワンド スモーキー・クォーツをワンド型に成形したもの。人工的な形で項目分けするのはムダだと思う。
187 スモーキー・エレスチャル 本の写真は「成形されたスモーキー・エレスチャルのポイント」とあるが、エレスチャルとは、本来ごつごつした特徴的な「形」について付けられた名前なので、それを成形し、説明写真に採用するのはナンセンス
さらに、写真を見る限り、エレスチャルと言うよりは大振りなスモーキーのポイントの底面を平らに切っただけのものに見え、エレスチャルには見えない。


一般的なエレスチャルいろいろ。
スモーキー・ハーキマー 本の写真はスモーキーと言うより黄色く見える。
本場ハーキマーにもスモーキーがかったものは存在する。

産地が世界各地になっているが、ハーキマーという以上、アメリカ・ニューヨーク州ハーキマー産であるべき。

ジュディ・ホール氏は、小ぶりでDTの照りの良い水晶を、産地に関係なくハーキマーと呼んでいるが、ハーキマー・ダイヤモンドはニューヨーク州ハーキマーで採れたダイヤモンドのように美しい水晶につけられた名前なので、産地はニューヨーク州ハーキマーに限定される。
ハーキマー・ダイヤモンドのような水晶という意味で用いるなら「ハーキマー・タイプ」と言うべきだと思う。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
188 スモーキー・ファントム(ブラック)クォーツ スモーキーの結晶の内部で、色の濃淡がファントムを形成しているものと、スモーキーのファントムがクリアな水晶に内包されているものがある。
スモーキー・ファントムをブラッククォーツとは言わないので
スモーキー・ファントム(ブラック)クォーツという言い方はちょっと

スモーキー・ファントムいろいろ
スモーキー・スピリット・クォーツ 本の写真は、「スピリット・クォーツ」に見えない。
柱面がでこぼこしているだけの水晶をスピリット・クォーツとは呼ばない。
189 アンモライト アンモナイト(Ammonite)ではなくアンモイト(Ammolite)であることに注意。
アンモライトは、 アンモナイト約2億7500万年〜6500万年前に生息していた。現在は絶滅している)が化石化し、表面にアラゴナイトが付着してイリデッセンス効果(虹色の光効果)を現している化石宝石。
このあたりは本文の説明で正解なのだが、調べてみたら、アンモライトはカナダ〜アメリカにまたがるロッキー山脈の東斜面でのみ産出するらしい。詳しくはこちら(参考)
で、本の写真は、どうもマダガスカル産のアンモナイトである。
マダガスカル産のアンモナイトも表面が虹色に輝くものがあるが、アメリカ・カナダ産のアンモライトとはちょっと感じが違う。
マダガスカル産のものもアンモライトと言って良いのかどうかは不明。
また、アンモライトは宝石名なので、「虹色に輝く部分」のみをアンモライトというのではないか。アンモナイトの内側までアンモライトとは言えないと思う。
つまり、
本の写真は二つとも、厳密にはアンモライトと言えないかもしれない。
190 アラゴナイト 茶色の鉱物に分類されているが、透明なものや、紫色のものなど多彩な色がある。
アゲート アゲートは、微細な石英の結晶が沈殿して固まった潜晶質の石=カルセドニーのうち、縞模様など模様のきれいなものの別名
つまり、アゲートと言うからには縞模様など何らかの模様がなくてはならないが、本の写真のタンブルにはそれが見られないので、アゲートの写真としてはふさわしくないと思う。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
191 ブラウンスピネル
ボジストーン ボージーストーンは、単体の鉱物ではないので、この石について結晶系や硬度を特定することはできないと思う。

ボジストーンは、カレン・ギルスピーによって商標登録されている。証明書のないボジストーンは、アメリカではポップ・ロックとして売られているらしい。くわしくは
こちら

そのため、産地に英国があるのはおかしいと思う。(イギリスで同様の石が出ていたとしても、ボージーストーンの名前は使えない)

本の写真の男性石が、スタンダードなタイプではないので参考までに。(上)
ジェーン・アン・ドゥは、男性石・女性石というタイプ分けはないと言っている。


レインボーの色合いを持つ、レインボー・ボージーもある。レインボーは男性石、女性石を分けないようす。


192 アンドラダイトガーネット カルシウムと鉄が主成分とするガーネット。褐色のものが多いが、別の色のものもある。
ボーナイト
(ピーコック・オア)
Bornite、和名は斑銅鉱。ブルナイトの表記もあるらしい。
銅の鉱物で、表面に油膜のような虹色が現れる。
最近は、チャルコパイライト(カルコパイライト/キャルコパイライト・黄銅鉱)を薬品処理して同じような色にしたものが出回っているらしい。
別名をピーコック・オアとも言ったが、最近は薬品処理の黄銅鉱をピーコック・オアと呼び、本来の斑銅鉱と区別しているとも聞く。
……写真のタンブルは、黄色くてチャルコパイライトに見える……(※ボーナイトも割ったすぐなどは黄色く見えるが、時間が経つと青く変色するらしい。タンブルがいつまでも黄色いままとは考えにくいので)。
タンブルでは見かけない石。探すなら鉱物標本が良いと思う。
193 ボーナイト
(シルバー上)
写真では、銀と共生しているのかどうかは不明。
ブロンザイト 和名は古銅輝石
※輝石グループが整理されたため、現在では鉱物名として使われていないが、まだ、「古銅輝石」で調べることはできる。

本の写真のようなものもあるが、表面がもうちょっとモザイク状に見えるものもある(左の写真)。

大きさの割に重い石。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
194 デザートローズ
キャストライト
(クロスストーン、アンダルサイト)
別名としてアンダルサイトの名前があり、写真にもアンダルサイトがあがっているが、アンダルサイト(アンダリュサイ/紅柱石)ト)の変種がキャストライト(空晶石。
アンダリュサイトのうち断面に十字模様があるものをキャストライトと呼ぶ。
よって本の写真で、十字模様の石にアンダルサイトとあるのは、正しくないのでは。
195 スタウロライト
(フェアリー・クロス)
外見が「キャストライトに類似」とあるが、キャストライトは、結晶した断面の模様が十字に見えるのに対し、スタウロライトは双晶で全体が十字に結晶している。
スタウロライトがすべて十字をしているわけではなく、「×」だったり、「*」だったり、一本だけのものもある。
母岩にくっついているのはこんな感じ。
スタウロライトとキャストライト(似てます?)
クリサンセマムストーン クリサンセマムは、植物のキク属の総称。直訳すれば菊花石
菊花石は、パワストブーム以前からのマニアがおり、これはこれで奥の深い石だが、スピリチュアルな分野で言うクリンサンセマム・ストーンは中国・湖南省産で、黒灰色の石灰岩にセレスタイトとカルサイトの「花びら」、チャートの「おしべ」が埋め込まれている。
セレニウム、ストロンチウム、金、銀、ビスマスなど、10種類以上の微量元素を含む。
2億5000面年前のペルム紀の石であるという。こちら(海外サイト)

……ということだが、こんなにいろいろな石が入っているように見えないのも多いので、いろいろなタイプがあるのかも。中には泥岩の上に薄くカルサイトが載っているものを、菊花上に「彫刻」したものもある。
 
196 ブラウンジェイド
ゲーサイト 和名は針鉄鉱。ゴーエタイトと呼ばれることもあるが、ドイツの文豪ゲーテにちなむ名前なのでゲーサイトが正しいと思う。
鉄が酸化してできた酸化鉄の鉱物で、リモナイト(褐鉄鉱)の大部分はゲーサイトであるという。
水晶に内包される際は、その名の通り針のような細い状態で見えることが多い。薄い針状の薄片として内包される場合は、透けて赤く見えることがある。
外観説明の
「透明から不透明」というのは、そのことを指すと思われる。ゲーサイト単体の結晶で透明なのはちょっと無理。
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
197 ヘミモルファイト 和名は異極鉱。ヘミモファイトとも表記される。
カラミンと呼ばれることがあるが、この名前はスミソナイトの別名とされることもあるので、一般的ではない。

水色〜青のもこもこした結晶がよく見られるが、この青は銅による発色で、ヘミモルファイト自体は透明な結晶である。
本の一番下の写真は、透明な結晶タイプだが、酸化鉄で茶色く見えている。
外見説明と写真にに
「ブドウ状のクラスト」とあるが、これはクラスターの意味か?
クラスト(crust)は、パンの皮の意味で、固くなった積雪の表層などを指したりもする。石については国内ではあまり使わないと思う。
デンドリティックカルセドニー 酸化マンガンや酸化鉄等が染み込んで樹枝状・シダ状の模様に見えるもの。
内包しているのが水晶の場合は、デンドリチック・クォーツ。
198 ドラバイトトルマリン マグネシウムを多く含む。

ドラバイトもショールも鉄とマグネシウムを含み、マグネシウムが多いものをドラバイト、鉄が多いものをショールという。
ブラウンジャスパー
199 ムーカイトジャスパー
(オーストラリアン・ジャスパー)
ムーアカイトモッカイトの名前で流通していることが多い

厳密にはジャスパーではないとする説もある。

本の写真はとても地味なので、こちらでも写真を。
ムーカイトは赤やクリーム色、茶色、オレンジ、希に紫など、鮮やかでポップな色あいが魅力です。
タイガー・アイアン
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
200 ピクチャージャスパー 「ピクチャー・ジャスパー」は慣習的にジャスパーと呼ばれているが、実はジャスパー(碧玉)ではなく「泥岩」または「砂岩」であるとする説明もある。
マグネタイト
(ロードストーン)
201 ピーターサイト
マホガニー/オブシディアン 黒と茶色がマーブル模様になっているもの。
茶色い部分は鉄分が多いらしい。
202 ルチル
ルチルレーティドクォーツ
(エンジェルヘアー)
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
203 バナジナイト 和名はバナジン鉛鉱。(褐鉛鉱と呼ばれることもある)
北欧の豊饒と愛の女神。バナジスにちなんで名付けられた。

産地にモロッコを追加。(写真の石はモロッコ産だと思う……)
サイモフェイン 「サイモフェーン」とも表記するようである。
で、サイモフェーンで検索すると少ないながらヒットがあり、それによると「キャッツアイ(効果」)の別名のことのようであるようす。
キャッツアイの一種とは……?
204 サードオニキス アゲート(瑪瑙)の一種。
サードはリモナイト(褐鉄鉱)によって赤茶色〜茶色に色づいた瑪瑙、オニキスは本体は(直線的な)縞模様の瑪瑙のことなので、厳密にはサードオニキスは「赤縞瑪瑙」のことである。
「色」の項目に黒や透明とあるが、これは正しくない。(ちなみに「外見」の項目には不透明とある。色に透明があって外見が不透明とはこれ如何に)
※黒、白、灰色などモノトーン系の縞模様のアゲートは単に「オニキス」(オニックス)と呼ぶ。
ビーズでは真っ黒のものがオニキスだが、オニキスは本来モノトーン系の縞模様のアゲートを指す言葉。
シバリンガム
205 サーペンティン
ブラウンジルコン
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掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
206 タイガーアイ タイガー・アイの仲間は、青石綿(クロシドライト)に石英が染みこんだもの。クロシドライトの酸化具合によって色合いと名前が異なる。(黄色、青、赤はわかるが、ピンクって……?)マゼンタ(鮮やかな赤紫)や緑に染められたものもある。
クロシドライト本来の色(青黒)のものはホーク・アイ(鷹目石)、ブルー・タイガー・アイ
黄色〜茶色のものがタイガー・アイ(虎目石)
人工的に加熱して赤くしたものレッド・タイガー・アイ。ブルズ・アイと呼ばれていることもある。
人工的に脱色した、グレーのグレー・タイガー・アイもある。

そのほか、ヘマタイトが混じって産出するアイアン・タイガー・アイや、オーストラリア西南部で産出するヘマタイトやジャスパーが混じったマラマンバ・タイガー・アイ、サーペンティン(蛇紋岩)の一部がクリソタイル(白石綿)になったアリゾナ・タイガー・アイがある。



キャッツアイ キャッツ・アイは本来石の名前ではなく、繊維状・チューブ状のインクルージョンが平行に内包された石を丸く磨いた場合に、その反射によって猫の目のような光りの筋が現れる効果のこと。シャトヤンシーとも言う。
キャッツ・アイの出る石で最も効果で有名なのがクリソベリル・キャッツ・アイだが、そのほかの石でもキャッツ・アイを示すものがある。
石英ガラスの繊維を束ねて圧縮し着色した「ニュー・キャッツアイ」と呼ばれる人造石もある。
キャッツアイ=クリソベリルではないことに注意。

オパールのキャッツアイ
207 ウルフェナイト  
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最後に。の本を利用する場合に、石が見つけやすいよう、
さまざまなサイト様にリンクさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


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