フレームが表示されていない場合は雑学辞典TOP→左メニュー「水晶用語辞典」→複雑な形
複雑な形の水晶 |
……本来の意味に加えて個人的な基準をプラスしたもの。 下線のついたリンク部分をクリックすると、関連ページが別窓で開きます。 名称がアルファベットのみのものは、日本では聞いたことが無く、海外サイトで見かけた用語です。 |
||||||||||
アーティチョーク・クォーツ Artichoke Quartz |
|
|||||||||
Abundance Crystal アバンダンス・クリスタル |
クラスターの中で一つだけ大きな結晶があり、その結晶のまわりを小さな結晶が取り巻いて見えるようなもの。 「abundance」は、多量、裕福という意味。 想像だが、あまり有名ではないが、ローマ神話に登場するAbundantia(アバダンティア)という豊饒、成功、幸運の女神(人々に穀物とお金をもたらしたという)がおり、abundanceはそれに由来する言葉ではないかと思われる。 日本サイトでは、上のイラストのような、ひとつだけ大きな結晶のクラスターを指す場合が多いが、海外サイトの説明を見ていると、根本の小結晶がもっとまとまった下のイラストや、 スプレー・クォーツのような形を指しているようである。 |
|||||||||
エッチング・クォ−ツ Etching Quartz エッチド・クォーツ Etched Quartz 蝕像水晶 |
溶けてます(ブラジル産) 溶けていると思います(オーストリア産) 溶け得ている上に鉄コーティングでピンク(インド産) |
|||||||||
|
||||||||||
▲エレスチャル ▲スケルタル (エレスチャルと言われる場合もある) |
エレスチャル(Elestial) スケルタル(Skeletal) 骸晶 窓水晶 骨幹水晶 |
結晶がいくつもくっついて塊になったり、薄い層が重なったようであったりと、複雑な形状をした水晶を広く指す名称として使われているが、複数の結晶がごちゃっと固まったごつごつしたものを「エレスチャル」、層状に結晶したものを「スケルタル」と区別する説もある。(左図参照) 「エレスチャル」はK・ラファエル氏による命名。 結晶学の分野では、角の部分が結晶し、面の真ん中がへこんで層状に結晶したタイプをSkeletal Crystal(骸晶)という。 さらにくわしく見ると、 ◇ゴツゴツした形状のもの ◇層状に結晶したもの、 ◇表面がエッチング(腐蝕)されたもの(腐蝕されたように見えるものも含む) ◇ややルーズな結晶がクラスター状になっているもの ◇複雑な形状のセプター などもエレスチャルと呼ばれているようす。 ジャカレー、アリゲーター、クロコダイル、ワニ水晶などという呼び方もあり。 エレスチャル・ギャラリー エレスチャルについて考えてみた |
||||||||
|
||||||||||
エレスチャル・フラワー | 南インド産などに見られる、ちょっと結晶の形がいびつな結晶がこんもりくっついたクラスター状のものに用いられることが多い。 フラワー・クォーツにエレスチャルのゴツゴツ要素が加わったもの。 |
|||||||||
エンジェル・フィンガー Angel Fingers |
|
|||||||||
カクタス・クォーツ Cuctus Quartz スピリット・クォーツ Spirit Quartz パイナップル・クォーツ Pineapple Quartz サンシャイン・クォーツ Sunshine Quartz カクタス・リモーネ Cuctus Limone |
○○オーラスピリット・クォーツと呼び分ける場合がある。 |
|||||||||
カスケード・クォーツ Cascade Quartz ブッシュマン・クォーツ Bushman Quartz |
.カスケードは「滝のような」「階段状に流れ落ちる水のような」という意味。 小さなポイントが集まって全体的に大きな結晶を作り上げているような形のこと。 キャンドル・クォーツの柱面の小さな結晶が、てっぺんまで覆い尽くした感じ。 マダガスカルなどで多く見られ、柱面があまりなく、先端のとんがり部分みのものが多いらしい 集まった結晶が小さく、きめが細かい感じに見えるものを、「マイクロ・カスケード」とも言うらしい。 南アフリカのオレンジリバーの流域(南アフリカ・ノースケープ州ペラ村)から産出し、現地に住むブッシュマン(サン人)によって手で採集されることからブッシュマン・クォーツと呼ぶこともあるらしい。 →詳しくはこちら(海外サイト) ブッシュマン・カスケード・クォーツとも言う。 カスケード・クォーツの稜線部分で結晶化が進むと、シュガー・ブレードと呼ばれる。 |
|||||||||
カテドラル・ライトブラリー Cathedral Lightbrary カテドラル・ライブラリー Cathedral Library カテドラル Cathedral または キャッスル Castellated, Castle) テンプル Temple アトランティアン・テンプル Atlantean Temple |
カテドラル・ライブラリーはK.ラファエル氏による命名。 一見ひとつの結晶のようだが、たくさんの結晶が集まってひとつの形を作っており、複数のポイントやたくさんの面があるようすがカテドラル(大聖堂)に見えるのでその名がある。 キャッスルやテンプルと呼ぶところもあるようす。 多くの情報を秘めた水晶であるというイメージから「ライブラリー」の名称があるが、その情報を「Light]であると解釈し、Light+Libraryで「Lightbrary」という造語の名称が付けられている場合もある。 ※ライトブラリーの方がオリジナル。 カトリーナ・ラファエルのクリスタルアカデミー出身の方によると、ラファエル氏はカテドラル・ライブラリーではなく、「カテドラル・ライトブラリー」と命名したとのこと。それがなぜか翻訳本では「ライブラリー」表記にされてしまったらしい。 エレスチャルとの区分が曖昧で、同じような石が、片方でカテドラル、他方でエレスチャルと呼ばれていることも多い。 |
|||||||||
|
||||||||||
キャンドル・クォーツ Candle Quartz パイナップル・クォーツ Pineapple Quartz セレスティアル・クォーツ Celestial Quartz Atlantian Lovestar |
中心となる大きな結晶のまわりに、柱面を接した小さな結晶がたくさんくっついたもの。小結晶は、メインの結晶とほぼ同じ方向を向く。 多くはマダガスカル産、ブラジル産、ロシア産。 ろうそくが溶けたように見えるのでキャンドル・クォーツの名がある。 パイナップル・クォーツと呼ばれることもある。 アゼツライトのネーミングで知られるロバートシモンズ、ネイシャ・エイシャン両氏は著書「The Book of Stones」の中で「セレスティアル・クォーツ」と呼んでいて、この名前も使われ始めている。 海外サイトでは、Atlantean Lovestarと呼ぶ例が見られた。しかし、キャンドルクォーツの中で、側面の小結晶がファセット部分の一部まで浸食し、先端の大きな結晶面のエッジの部分だけが残っているようなものがあり、ファセットを上から見ると星形に見えるものを「Lovestar」と呼ぶ用法もあったので、キャンドルクォーツ=Atlantean Lovestarではなく、ファセットを上から見た場合に星形に見えるものを指すのかもしれない。 マダガスカル産・キャンドルクォーツ |
|||||||||
グラウンド・タンブル Ground Tumble ナチュラル・タンブル Natural Timble |
先カンブリア時代の漂砂鉱床に埋もれている磨りガラス状の、平べったいゼリービーンズのような形の水晶。 一見川流れ水晶のように見えるが、川から採取されたものではない。 ポケット・ピットという地層のくぼみからまとまって見つかることが多いらしい。 この採掘状況を見ると、その場所はかつて川で、岩盤の穴に流れてきた石英片が入り込み、川の流れで穴の中で転がされて、岩盤の穴を広げつつ自分も丸く削れていった石であるように思われる。 ただし、この状態だとふつうは丸くなるが、グラウンド・タンブルに平べったい形のものも多く、なぜそういう形になるのかがわからない。 水ではなく地殻の移動に巻き込まれ、地面の中で移動し、こすられて丸くなったのだという考えもあるらしい。 下のケブラ・リーザが同じようにこすれて磨りガラス状になり、グラウンド・タンブル化したものや水晶の六角柱の面影を残したものもある。 こすられて丸くなっていく間に、クラックが入っていたりして割れるべきところは割れてしまい、水晶の一番丈夫な部分が残っているとも言える。 |
|||||||||
ケブラ・リーザ Quebra lisa サンダー・ボール Thunder Ball ライトニング・エッグ ライトニング・メルト Lightning-melt |
Quebra lisaとは、ポルトガル語で「なめらかに割れる」というような意味。 普通、水晶(石英)が割れる場合はえぐるように鋭く割れていくが、ケブラ・リーザはタマネギを剥がすように、層状に剥がれるように割れて、割れた残りが丸みを帯びた形になっている水晶。 落雷の衝撃で割れているそうで、落雷痕を残すものもある。 |
|||||||||
|
||||||||||
ジャカレー/Jacare アリゲーター Alligator クロコダイル Crocodile 鰐魚水晶 |
|
|||||||||
|
||||||||||
シャンデリア・クォーツ Chandelier Quartz |
結晶の先端、錐面に、通常の6つの面より多く、まるでファセットカットしたような小さな切り子面を持つ水晶のことらしい。※正しく訳せた自信がないので詳細はこちら(海外サイト) ブラジルや南アフリカ産に見られると紹介されていたが、(私の理解が正しければ)ネパール産にもあると思う……。 シャンデリア・クォーツってこんなの? |
|||||||||
シュガー・ブレード | カスケード・クォーツの稜線(面と面の合わさった角の部分)でさらに結晶が進み、板状に成長しているもの。 | |||||||||
スタラクタイト・クォーツ Stalactite Quartz |
|
|||||||||
スプレー・クォーツ または Abundance Crystal |
主結晶の根本を小さな結晶が取り巻き、根本で束ねられたようになっている水晶のこと。 キャンドル・クォーツと似ているが、キャンドル・クォーツが柱面を小結晶が幅広く覆っているのに対し、スプレーは、根本から束ねたように生えているところが違う。 キャンドルクォーツとして扱われている場合も多い。 スプレー・クォーツ |
|||||||||
チョコレート・ウィンドウ・クォーツ Chocolate window Quartz |
|
|||||||||
ティアー・ドロップ Tear Drop 天使の涙 |
白濁した水晶に、透明で照りの強い小さなDT(両錐)水晶がくっついているもの。 「天使の涙」とも呼ばれる。 |
|||||||||
ティーチャー・クリスタル Teacher Crystal |
形については特定の規定はなく、見た人が自分に足りないもの・欠けているものを表しているように感じる水晶のこと。「デヴィック・テンプル」の形バージョン? | |||||||||
Dr.Hugo ドクトル・ウーゴ |
Dr,Hugoは、英語読みではドクター・ヒューゴだが、名付けられたのがブラジルなので、ポルトガル語読みである「ドクトル・ウーゴ」をお勧めする。 一度折れたように見えながらも、曲がったり、段違いにくっついている水晶のこと。 ブラジルの鉱山で語られる、腕がいまいちな骨接ぎのお医者さんにちなむらしい。 海外サイトでは、セルフヒールドとされている場合もある。 折れているけどくっついている まさに神業!? |
|||||||||
トゴ・クォーツ (Togo Quartz) |
アフリカの西海岸の国、トゴ(トーゴ)で、1000〜1600年前に使われていたとされる水晶(石英製の貨幣らしい。手のひらサイズの川流れ水晶の真ん中に穴が空いたような、ふっくらドーナツ形。 人工だと思われるが、 追記:貨幣説が正しい(日本貨幣協会) |
|||||||||
Burr Crystal バー・クリスタル? |
よれよれと英語を眺めてみたところ、一点から放射状に成長したクラスターのことらしい。フラワー・アメジストのように平面なものではなく、立体的なものを指す。 bur=いが(いがぐりのいが)という単語があるので、つまりは「いがぐり水晶」ということか? 参考サイト(海外) |
|||||||||
パイナップル・クォーツ Pineapple Quartz |
鍾乳石状(棒状)の瑪瑙をアメシストなどの短柱状水晶が覆ってこんもりとした塊になったもの。 カクタス・クォーツを指していう場合もある。 |
|||||||||
Family Cluste ファミリー・クラスター |
「親のような」大きめの二つの結晶のまわりに、「子供のような」小さな結晶がくっついているクラスター。 | |||||||||
フェアリー・クォーツ Fairy Quartz |
スピリット・クォーツの一種という位置づけが多いようだが、 形は細く長いレーザー・タイプ。色は、白〜ベージュ。 先端にメインの錐面があり、柱面に小さな結晶メインの結晶に対して垂直にくっつくが、 レーザー・タイプの結晶であるため、先端の錐面は小さめ。 柱面に付着する小結晶も、きわめて小さく、グラニュー糖のような感じ。 一番の違いは、根本の破断面を見ると、内部は透明度がある結晶で、ざらざらの小結晶の部分は、不透明な層として被さっており、二次的に結晶したのではないかと思われる。(KURO的見分け方はこちら) 南アフリカ産。 |
|||||||||
フラワー・アメシスト Flower Amethyst アメシスト・フラワー アメジスタ・フロール |
母岩にへばりつくように横たわった状態で、放射状に成長したアメシスト。色が薄く、母岩(セラドナイト)が付着して緑色が見えているものも多い。 色が濃く、丸く花のように結晶しているものほど質が高い。 世界で唯一、ブラジルの一地方でのみ採れるという説明を見かけるが、これは正しくない。 ブラジル南部のバサルト(玄武岩)鉱床から産出されるものが有名だが、同じような環境であるインド・デカン高原のバサルト鉱床からも、当然同様なものが産出されている。 メキシコ産のものも見かけたことがある。 海外サイトでは、アメシスト・フラワーの表記の方が多い。 |
|||||||||
|
||||||||||
フラワー・クォーツ Flower Quartz |
バランス良く立体的な放射状に結晶して、花のように見えるクラスター。
|
|||||||||
Haystak ソリューション・クォーツ(?) Solution Quartz? |
Haystakとは干し草(の山)の意味。 水晶では、細い結晶が縦横無尽に積み重なって塊になっている状態を指す。
アーカンソー産の透明かき揚げ水晶がソリューション・クォーツと呼ばれていることがあるが、ソリューション・クォーツにはマルチターミネーションの別名だという説明もあるので、かき揚げ状のクラスターをソリューション・クォーツというのかはいまいち不明。 |
|||||||||
ホワイト・エレスチャル エンジェルズ・ギフト (A gift from the Angle) |
|
|||||||||
ミューズ・クリスタル Muse Crystal |
9つの、同じような大きさの結晶からなるクラスター。 | |||||||||
メルティング・クォーツ Melting Quartz |
岩の隙間いっぱいに結晶した石英の表面が溶けて、鱗のような模様になったもの。 エッチング・クォーツの一種。 ブラジル産メルティング・クォーツ |
|||||||||
リバー・クォーツ River Quartz 川流れ水晶 シー・ベッド・クォーツ Sea-bed Quartz |
水晶(石英)が、普通の石と同じように自然に地表に現れ崩れ、川に流され、角が丸くなったもの。 表面は磨りガラスのようにザラザラで曇っている。 一部分または全体を磨かれているものもある。 シー・ベッド・クォーツは、川に流された石や砂利に混じって河口に堆積した中から採掘されたものであるらしい。 シーアストーンと呼ぶ場合もあるようだが、これは「Seer Stone」と綴り、「seer」つまり予言者(見る人、占い師)の石という意味。 つまり、川流れ水晶=シーアストーンではなく、水晶玉やインクルージョンのある水晶など、中をのぞき込んで何らかのイメージを受け取る石を総称して「シーア・ストーン」というのだと思う。 タンザニア産のリバー・クォーツ |
|||||||||
お探し名称がない場合、他コーナーに収録されている可能性があります。
「総合索引」で探してみてください。
また、新たな名称(商品名)である可能性もありますので、
未収録の名称、間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板、ブログのメールフォーム、WEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。
(未収録の名称の場合は、それが紹介されているサイト情報もあると助かります)
内容の転載・転用はご遠慮下さい。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||