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366日の誕生日石

……というのがあるらしい。誕生石といえば月ごとに石を当てはめているもの。
それではなくて一年365日、うるう日もあわせて366日すべての日に石を当てはめているらしい。
1997年に、斉藤貴子氏が考案したもので、日本オリジナル。たぶん、知らない人も多いと思う。
カレンダー式に紹介しているサイトがあって、覗いてみたら、原石も、カットしたのも、磨いたのも
とにかくいろいろラインナップされてます。(注、かぶっているところもあるので、正確に366種ではありません)
別説については以下を拝見しました。
別説1 こちら リンク先の左メニュー下「各種お知らせ」の中の「366日の誕生日の石」
上記斉藤氏の説も併記されていたので、それ以外を抜き出しています
別説2  こちら(海外サイト)……9日周期で繰り返しているっぽいです。
別説3  「守護石事典〜あなたを守り導く バースデー&ナンバー (早矢, CR&LF研究所 )」 
別説4 こちら ……9日周期で繰り返しているっぽいです。
何月何日の石が何であるかを抜出させていただき、それぞれの石の説明については必要以外書いていません。
意味などの説明は元サイト・本をご覧ください。
その石が何であるかわかりにくい、あるいは表記について疑問がある場合個人的ツッコミを入れています。


※ネットで検索しているとほぼ斉藤氏の説と同じなのに、一部違っている紹介が見られます。
それについては「※●●という説もあり」としました。


注意:KUROは鉱物系石好きでもあるので、ツッコミは鉱物よりになっているかもしれません。

特にツッコミするまでもない石のところは空白になっています。

長い表なので、見たい月をクリック!
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

12月
12


アイアン・オパール
ユナカイト説もあり。

トルコ石
別説2: ルビー
別説3: アマゾナイト
別説4: 強化:サンストーン
サポート:タンザナイト
アイアンオパール:伝統的に、地色がイエローやオレンジのコモンオパール(遊色を示さないオパール)のこと。
12


ブラック・コーラル(黒珊瑚)
ダイヤモンド
別説2: ムーンストーン
パール
別説3: パイロフィライト
別説4: 強化:アイオライト
サポート:タンザナイト
12


ホワイト・ジェダイド
ルビー
別説2: イエローサファイア
シトリン
ゴールデントパーズ
別説3: コバルトカルサイト
別説4: 強化:シトリン
サポート:タンザナイト
ジェダイト(硬玉)は翡翠の一つ。翡翠というと緑を思い浮かべるが、純粋なジェダイトは白。
12


ソーダライト
スギライト
別説2: ヘッソナイト
アゲート
別説3: ブルーカルサイト
別説4: 強化:カイアナイト
サポート:タンザナイト
和名は方ソーダ石。
12


エンジェライト
アゲート
別説2: エメラルド、
アクアマリン
ジェイド
別説3: ヌーマイト
別説4: 強化:ターコイズ
サポート:タンザナイト
硬石膏の仲間で、不透明ブルー・グレーの石。
柔らかく、水や汗に弱いので、アクセサリーにした場合には取り扱い注意。
12


パイライト原石
パール
別説2: ダイアモンド
ホワイトサファイア
(クリア)水晶
別説3: バタージェイド
別説4: 強化:アメトリン
サポート:タンザナイト
パイライトは鉄とイオウの鉱物。
原石は、右の写真のようなキューブ部状の結晶など、自然にできたとは思えないようなおもしろい形を作る。
12


ヘキサゴナルを示すルビー原石
水晶
別説2: ターコイズ
キャッツアイクリソベリル
タイガーアイ
別説3: パープルフローライト
別説4: 強化:ラピスラズリ
サポート:タンザナイト
ヘキサゴンとは六角形のこと。
ヘキサゴナルを示すルビーとは、六角形の結晶の形をきれいに残したルビーのことらしい。
ルビーの結晶は普通六角形。鉱物標本としてインド産のものを見かける。
12


トルマリンレイテッド・クォーツ
レピドクロサイト・イン・クォーツとしているところもあり
ダイヤモンド
別説2: ブルー・サファイア
別説3: ヘミモルファイト
別説4: 強化:ルチルクォーツ
サポート:タンザナイト
トルマリン入り水晶のこと。「黒針入り」「黒ルチル入り」「藍ルチル(入り)」と言われているビーズは黒=ショール(黒トルマリン)、青=インディコライト(青トルマリン)入りである。
12


スモーキー・クォーツ
ブルー・サファイア
別説2: レッド・コーラル
ガーネット
別説3: スーパーセブン
別説4: 強化:クリソプレーズ
サポート:タンザナイト
煙水晶。
ほぼ無色に見えるほど薄いものから不透明黒に近いものまで、色の幅はさまざま。ビーズなどでは透明水晶を放射線処理してスモーキーにしていることが多いと言われるが実際の割合はわからない。


5月31日がスモーキー・クォーツ原石になっているのに対して、この日はスモーキー・クォーツだけなので、カットされたものやアクセサリーでも良いのだろうか?
12

10

パーティ・カラード・フルオーライト
バイカラーシトリン説もあり。

コーラル
別説2: ルビー
別説3: ピンクトルマリン イン レピドライト
別説4: 強化:サンストーン
サポート:タンザナイト
3色以上の色が混ざったフローライト(蛍石)。
主に宝飾分野の呼び方だと思う。パワーストーンの分野ではレインボー・フローライトとも。

1月30日と同じ
12

11

エメラルド(球)
ミルキー・アクアマリン説もあり
エメラルド
別説2: ムーンストーン
パール
別説3: グリーンカルサイト
別説4: 強化:アイオライト
サポート:タンザナイト
宝石質のエメラルドは高価だが、質を問わなければエメラルドも手に入る。丸玉もある。
12

12
ソフトピンク・ジルコン
ピンク・ダイヤモンド説もあり。

カーネリアン
別説2: イエローサファイア
シトリン
ゴールデントパーズ
別説3: ドリームクォーツ
別説4: 強化:シトリン
サポート:タンザナイト
別説3:ドリームクォーツは、エピドートが絡む角閃石系の内包物で、ふんわり半透明グリーンになった水晶のこと。本には「エピドートが含まれる」とあるが、単なるエピドート入り水晶ではない。
コロンビア産とのこと。
12
月13

ネフライト
ジルコン
別説2: ヘッソナイト、アゲート
別説3: パライバクォーツ
別説4: 強化:カイアナイト
サポート:タンザナイト
翡翠にはジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)がある。宝石的価値があるのはジェダイトの方だが、ネフライトも美しいものが多いと思う。
別説3:パライバ・クォーツ。
本の写真は内部のギラライトがわからないので写真を補足。

青い粒がギラライト。つぶ状に内包されるものもあるし、カビのように内包されるのもある。水晶が結晶形のものもあるが、ギラライトははっきりしない場合が多い。
パライバと言いながらパライバ州産ではなくセアラ州産という話もある。
12
月14

ピンク・サファイア
トパーズ
別説2: エメラルド、アクアマリン、ジェイド
別説3: クリソタイルサーペンティン
別説4: 強化:ターコイズ
サポート:タンザナイト
コランダムのうち、赤いものをルビー、それ以外のものをサファイアと呼ぶので、ピンクのサファイアもある。10月12日と同じ

右の写真はルビーとして売られていたが、ルビーは「赤」なので、写真のような色合いでは、厳密にはピンクサファイアになるのだと思う。
別説3:クリソタイルサーペンティンは、右のような濃い緑に銀色の筋が入ったサーペンティン。筋の部分がクリソタイル。
12
月15
ルビー結晶
翡翠
別説2: ダイアモンド
ホワイトサファイア
(クリア)水晶
別説3: エレスチャルアメジスト(セプターポイント)
別説4: 強化:アメトリン
サポート:タンザナイト
インド産で六角形の結晶を見かけることがある。

別説3:エレスチャルは色混じ路とか内包物ありの水晶ではなくて、骸晶という成長の仕方をした、ごつごつした複雑な形や層状に結晶した水晶のこと。

この場合は骸晶で、かつ、セプターという形をして、色はアメジストの水晶のこと。(本の写真はセプターに見えない)
 
12
月16

アジュールマラカイト
クリソコラ
別説2: ターコイズ
キャッツアイクリソベリル
タイガーアイ
別説3: セプタークォーツ
別説4: 強化:ラピスラズリ
サポート:タンザナイト
アズライトとマラカイトが一緒になった石。アズマラカイトと呼ばれていることもある。
普通、天然で混ざったもののことだが、別々に産出したものの破片を固めた加工石もある。

右の写真は天然。
12
月17

スペクトロライト
ダイヤモンド
別説2: ブルー・サファイア
別説3: マトリックスオパール
別説4: 強化:ルチルクォーツ
サポート:タンザナイト
ラブラドライトの別名。
フィンランドのユレマ産のラブラドライトは地色が不透明黒で、メタリックと表現したいほど強烈なラブラドレッセンスを放つ。
この産地のものをスペクトロライトと呼ぶらしい。


単にラブラドライトの別名扱いだったり、質の良いラブラドライトをスペクトロライトと呼んでいる場合もある。

ユレマ産
12
月18
サテン仕上げリング
クリスタル(水晶?)
別説2: レッド・コーラル
ガーネット
別説3: ホワイトカルサイト
別説4: 強化:クリソプレーズ
サポート:タンザナイト
表面に細かく短い筋目を均一に付け、サテンのような質感に仕上げたもの。
12
月19
ホワイト・オパール
ラピスラズリ
別説2: ルビー
別説3: ルビー イン ゾイサイト
別説4: 強化:サンストーン
サポート:タンザナイト
半透明で白い地色に遊色効果を示すもの。
12
月20

シルバー・バロック・パール
オパール
別説2: ムーンストーン
パール
別説3: アパッチティアーズ
別説4: 強化:アイオライト
サポート:タンザナイト
「バロック・パール」とは球ではなくてゆがんだ形の真珠のこと。そのシルバーカラーのもの。
12
月21

ブラック・ムーンストーン
アクアマリン
別説2: イエローサファイア
シトリン
ゴールデントパーズ
別説3: シャーマナイト
別説4: 強化:シトリン
サポート:タンザナイト
地色が黒いムーンストーン。黒というよりダークグレー。
12
月22

オールカラー・トルマリン
サードオニキス
別説2: ヘッソナイト
アゲート
別説3: イエロースフェーン
別説4: 強化:カイアナイト
サポート:タンザナイト
トルマリンの全ての色をそろえるのか、それともトルマリンならどの色でも良いという意味なのか。ならばどうして「トルマリン」とだけ書かないのか。いろいろ謎。
12
月23

オレンジ・ジェード
ガーネット
別説2: エメラルド
アクアマリン
ジェイド
別説3: オパール
別説4: 強化:ターコイズ
サポート:タンザナイト
翡翠というと緑が思い浮かぶが、翡翠の一つのジェダイトの純粋なものは白。そのほかラベンダーやブルーもある。
写真はオレンジのジェダイト。
12
月24

トリカラー・トルマリン
ルビー
別説2: ダイアモンド
ホワイトサファイア
(クリア)水晶
別説3: ギベオンピンクゴールド
別説4: 強化:アメトリン
サポート:タンザナイト
トリカラー、つまり3色。
3色の色合いが混ざったトルマリンのこと。
12
月25

キャストライト
ブラッドストーン
別説2: ターコイズ、
キャッツアイクリソベリル、
タイガーアイ
別説3: ルビーインクォーツ
別説4: 強化:ラピスラズリ
サポート:タンザナイト
空晶石。アンダリュサイトの変種で、断面に十字模様が出る。
模様から十字石といわれることがあるが、十字石とはスタウロライトのことなので注意。

写真はこちら
12
月26

ダイヤモンド原石
エメラルド
別説2: ブルー・サファイア
別説3: アイアンタイガー
別説4: 強化:ルチルクォーツ
サポート:タンザナイト
宝石質のダイヤモンドは高くて少ないが、質を問わなければ原石のダイアモンドも手に入る。 9月3日も同じ。
鉱物ショップなどで見つけられると思う。
12
月27

クロス・パール
ブラックオニキス
別説2: レッド・コーラル
ガーネット
別説3: ピンクダンビュライト
別説4: 強化:クリソプレーズ
サポート:タンザナイト
十字架のような形の真珠のこと
12
月28
ロードクロサイト
パール
別説2: ルビー
別説3: インペリアルトパーズ
別説4: 強化:サンストーン
サポート:タンザナイト
菱マンガン鉱。

白い縞があるもの、縞がなくて全体が半透明のものなどいろいろなタイプがある。
色もピンクだけではなく赤に近いものや茶色もある。


インカローズもロードクロサイト。
……というかロードクロサイトの中でアルゼンチン産で鍾乳石状に成長し輪切りにすると同心円状の縞模様が見えるものをインカローズという。
最近はロードクロサイト全部をインカローズと呼ぶ風潮だが、本来は産地がインカ帝国にあり、その鉱山がインカ帝国の時代から稼働していたから、そこで採れるバラのような石をインカローズと呼んだ。
12
月29

トルコ石のスカラベ
単にターコイズとしているところもあり。
クリスタル(水晶?)
別説2: ムーンストーン、パール
別説3: ムーンストーン(タンブル)
別説4: 強化:アイオライト
サポート:タンザナイト
スカラベとはエジプトで太陽の使いとされたタマオシコガネのこと。
12
月30

モルダバイト
プラチナ
別説2: イエローサファイア、シトリン、ゴールデントパーズ
別説3: ロードクロサイト
別説4: 強化:シトリン
サポート:タンザナイト
チェコのモルダウ川流域で発見されるテクタイト。
隕石が衝突した際、その衝撃で地球の岩石が溶けて固まった天然ガラス。以前は「ガラス質隕石」と言われていたが、最近は隕石としては扱われない。普通、テクタイトは黒いものが多いが、モルダバイトは美しい緑色で有名。
ものがガラスなので磨いてしまったビーズでは、人工ガラスのフェイクも流通しているようす。
最近は加工前の原石そっくりのフェイクもある。
12
月31

マーカサイト
エメラルド
別説2: ヘッソナイト
アゲート
別説3: ピンクオパール
別説4: 強化:カイアナイト
サポート:タンザナイト
白鉄鉱。
パイライト(黄鉄鉱)と、成分は同じだが結晶の具合が少し違う石。時間が経つと、空気中の水分などと反応してぼろぼろになってしまうという。
ただし、アクセサリーでマーカサイトという場合は、実はパイライトである場合が多いようす。これは昔はマーカサイトとパイライトの区別が厳密ではなかったため。
「アクセサリーに加工された場合は、パイライトもマーカサイトと呼ばれる。鉱物としてのマーカサイトではない場合がある」と考えればわかりやすい。
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一通りツッコミしてみて、いろいろ疑問。

●どのあたりが原石なのか?
 結晶形のを持つ標本が多い石はわかるが、多くが塊状で産出する石の「原石」とは? 
 ルースやアクセサリーに加工されていないもののことか? ことさらに原石という意味がちょっと不明

●グループ名が混ざっていたり
 パイロープやグロッシュラーという名前があるかと思えば、それらすべてを含むガーネットというところもあり。

●色指定あり、なし
 単にジルコンという日もあれば、ピンク・ジルコンと色指定がある日もあり。

●クォーツ・クリスタル?ロッククリスタル?
 
KUROの解釈では、どちらも同じ結晶形の水晶のことなのだが、何か違いがあることになっているのだろうか?
 そのほか、ビックスバイトとビキシバイトなど、同じ石(bixbite)の読み方違いと思われるものもある。
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