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見て、比べて、考える。
その9
ルチル編・2


金ルチルと角閃石、カクコセナイト(もしくはゲーサイト)銀ルチルと角閃石プラチナルチル(ブロッカイト)



金ルチルと角閃石、カクコセナイト(またはゲーサイト)
金ルチル
ヘマタイトから放射状に伸びるルチル。
ルチル・サンや太陽ルチルと呼ばれるタイプ。
金ルチル
ちょっと茶色っぽいような、金色の小麦のようなルチルがぎっしり。角閃石のようにも見えるが、角度を変えると、その輝きはやはりルチル。
金ルチル
まるで金髪のような、しなやかなルチル。ヴィーナス・ヘアーというなら、これくらい美しくなければ。
金ルチル
クラスターの中に金ルチル。このように縦横無尽に内包されるタイプは、角閃石と間違えやすいかも。
金ルチル
これも「ルチル・サン」タイプ。ヘマタイトから6方向に放射状に金ルチルが伸びているのがわかる。
金ルチル
透明度が高い水晶の中に金ルチル。最近は値段が高騰し、かつ、きれいなルチル入り水晶が少なくなった。
金ルチル
ポリッシュのポイントだが、濃い色合いの金ルチルが景気よく放射状に内包されている。いつも思うことだが、水晶が結晶する前の状態はどのような感じだったのだろう?
金(?)ルチル。
金……というよりは白っぽく、シルバーと言うには金色ニュアンス。
「プラチナ・ルチル」と言われる種類のルチルの感じに似た、ブラシのような内包具合もおもしろい。
金ルチル(太陽ルチル)
小さなタンブルの中に、はっきりと「ルチル・サン(太陽ルチル)」
ヘマタイト(黒い部分)から6方向にルチルが伸びるようすがよくわかる。

タイチン・ルチル

金ルチルの中で、華やかな黄金色で太いものを、風水などではタイチン・ルチルと呼ぶ。
漢字で書くと「タイ(かねへんに太い)針」らしい。太陽ルチルのようなタイプをタイチンだとする説もある。
「タイタン」ルチルと呼ぶところがあるが、どうやらタイチンの間違いであるもよう。

ところで、この「太い」とはどのくらいを指すのかについては、店が独自に判別しているらしく、どう見ても普通の金ルチルにしか見えないものに「タイチン・ルチル」と名前が付いていたりする。
中には、輝きの強い金ルチルが、金の板のようにならんで太く入っている石もあり、そういうものこそ「タイチン」と呼びたい。
角閃石
ヒマラヤのルチル入りと呼ばれるタイプ。
実はルチルではなくて角閃石。
こうしてみるとちょっと枯れススキっぽい。
カコクセナイト
アメシストの中に内包されている。アメシストとルチルの組み合わせは、心当たりがないので、ルチル入りアメシストと言われたらまず確認。
もしかしたらゲーサイトかもしれない。
角閃石
これも「ヒマラヤ水晶のルチル入り」。時に角閃石ルチルというちょっと意味不明の名前でも呼ばれる。
ルチルに比べると短くてぼそぼそした感じ。



シルバー・ルチルと角閃石
シルバー・ルチル
太めのシルバー・ルチル表面がシルバーなのではなくて、水晶とルチルの間にわずかなすきまがあり、そのことで銀色に見えているのでは……という気もする。
シルバー・ルチル
太め銀ルチル。同じ石の方向違い。左の写真では完全にメタリックシルバーに見えるが、右の写真では赤く見えているところもある。肉眼ではここまで赤くはないが、やはり金紅石という感じがする。左の写真の下の方が編み目のようになっているのがおもしろい。
シルバー・ルチル
水晶の中に繊細なシルバー・ルチル。ところがこれもアップで取ると赤みが写る。ポインタをのせてアップで確認してみてください。
角閃石
ヒマラヤ水晶で、シルバールチル入りと言われるタイプ。こうして比べてみると、メタリックなシルバーというよりも、パールホワイトという感じ。
しなやかさに欠け、太いものは平べったい感じで、質感がルチルとは異なると思う。



プラチナ・ルチル(ブロッカイト)
時にブロッカイト入りと言われることもある。普通のシルバー・ルチルがプラチナルチルと称されて
高額で売られていたりするので、ちゃんと見分けられる方が安心だと思う。

プラチナルチルについての雑記はこちら
プラチナ・ルチルの典型的な内包具合。ブラシか鳥の羽のように束ねられた感じであるのがおわかりいただけるだろうか。
色も、シルバー・ルチルと比べるとグレイっぽい感じがする。ブロッカイト入りと呼ばれることもあるが、写真で見えているメタリック・グレイの部分はルチルで、鳥の羽に例えるならば羽の芯にあたる部分がブロッカイトらしい。
上の3つとは産地が違う。ブロッカイトは、和名を「板チタン石」といい、左の写真の下の方に刺さっているように見える板状のものと、右の写真がブロッカイトである。ただし、ここに写っているブロッカイトは表面が酸化て黒っぽくなっている。本来は、メタリックな赤茶色……赤銅色である。 茶色いファントムにくっついていたプラチナ・ファントム。
このような産状は、あまり見かけないように思う。

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