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  写真:パキスタン産水晶  ・   ・ファーデン  スライマン山脈
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パキスタン産の水晶いろいろ・3

ファーデン水晶


ヒマラヤ山脈の範囲はいろいろな説があります。
狭義ではパキスタン北部のナンガパルバット山からインド北部、ネパール、ブータンを経てナムチャバルワ山に至る範囲。私個人はこれをヒマラヤ山脈としています。
広義議では、近くにあるカラコルム山脈やヒンズークシ山脈、さらには崑崙山脈や天山山脈を加える説も見たことがあります。


どこまでをヒマラヤと見るかでヒマラヤ水晶であるか否かの判断も変わってくるわけです。
特に(狭義の)ヒマラヤとカラコルムはインダス川を挟んで隣り合っているために混ざって売られていて、区別が付けにくいので(個人的に)ヒマラヤ水晶として扱っています。

ここでは(個人的に)狭義のヒマラヤ山脈には含めない、スライマン山脈の水晶の中からファーデン水晶をご紹介します。
ファーデン水晶以外はこちら

■産地について

スライマン山脈(スレイマン山脈とも。この名前はソロモン王に由来します)は、パキスタン中〜南部をほぼ南北に走る山脈です。

最高峰はタフティ・エ・スライマーン(Takht-e-Sulaiman)。

ファーデン水晶の産地として知られるワジリスタン(Waziristan)は、右の地図で言うと「アフガニスタン」の文字の右側あたり。
スライマン山脈の中と言えます。
(※一度、北部のK2産というファーデンを見たので、ワジリスタンだけではないかもしれません)

ファーデンというと、平板状の水晶の中に白いラインが入っている水晶……というイメージだったんですが、たくさん見る機会を得たのを幸いにいろいろ手に取っていたら、いろんなものがあるのがわかってきて、実に面白い。


ファーデン
パキスタン産水晶で特徴的なものと言えば、ファーデン。
多くは平板状の水晶の中に白い筋が見えるもので、その特徴からファーデン(ドイツ語で糸の意味)と呼ばれます。

水晶が地殻変動によって割れ、その後再結晶によって修復された跡が白い線になっていると言われていますが、
どうもそうとは思えないものも多いです。
産出地域は、サウスワジリスタンのWanaとなっていることが多いですが、時々ギルギット産とされていたりすることもあります。
一度、K2産のラベルを持つファーデンを見たことがあるので、パキスタン各地で産出するのかも……。
※ファーデンについてのあれこれはこちら
ファーデンぎっしりのクラスター。これは産地が分かっていて、Wana産とのこと。調べてみると南ワジリスタンにあるらしい。 左のクラスターの左端の結晶。白い線(ファーデンライン)は、結晶の厚みの真ん中を通っている。線の上部は、別の小さな結晶がくっついたようになっている。 スタンダードなファーデン。白いラインの左右が錐面である。
     
まるで鳥の羽根のようなファーデン
真ん中のラインは……かなり細め。
左の結晶よりもやや厚みがあり、細いレーザークォーツが二本くっついて、そこをファーデンラインが貫いている感じ。 まっすぐなファーデンラインが途中まで入っている。描いたみたいにくっきりはっきりまっすぐファーデンライン。
     
平板状の結晶が団子みたいに重なった(縦に並んだ)ファーデン   
   
 横長なので、一見グインデルにも見えるけれど、はっきりファーデン。実はちょっとねじれているようにも見える。  細い結晶が二つ並んでファーデン。それそれ真ん中にラインが入っている。 細い結晶がちょっとずれてくっついたファーデン。
     
ファーデンのクラスター。  これもクラスターと言えるか? 長く伸びた結晶にもファーデンラインが入っている。(右写真)
     
とても変な形のファーデン。一見どこが?と思われそうだけど、
矢印の部分にファーデンラインが入っている。(右写真は部分のアップ) 
 これもへんてこファーデン。小さい結晶がファーデンラインから生えているように見える。
     
ファーデンは平板状というイメージがあるけれど、これは普通の水晶と変わらないような厚みがある(右写真:結晶の断面)。それでいてちゃんとファーデンライン入り)  薄板状の結晶を何枚も貼り重ねたようなファーデン
   
ファーデンラインから片方だけが成長したようなファーデン。左側の写真で言うと、石の下側がファーデンライン。やや厚みがあり、縁の部分はなぜか窪んでいる(右写真) 平板上のファーデン水晶のラインの部分から結晶が生えたようになっている。
     
ファーデンラインを芯にいろんな方向に結晶が「生えた」ようになっている立体ファーデン。「3Dファーデン」と呼ぶのはどうだろう? 
     
 普通に見えてとても変り種のファーデン。ふつう、ラインから両側に結晶が成長するものだが、これは結晶に対して真ん中にラインが入っている。 左と比べると、写真右側に結晶の先端が見えているので、ラインが入る方向が違うことがわかる。  ラインがまっすぐ、しかも先細り。ラインに対して両側に結晶の先端があることが良くわかる。
     
ラインかかなり幅広にぼやけた感じ  これもラインが横方向にぼやけた感じ これを見ると、ファーデンラインは繊維状の「糸」ではないことが良くわかる。 
     
ファーデンのクラスター。 長く伸びたものと比較的長さが短いものがある。短いものは撮りにくい……。   これは比較的長く伸びたファーデンのクラスター
 
薄い母岩の両面に小さ久手キラキラなファーデンが無数についている  透明度が硬いファーデンのクラスター クラスターというほどでもないがファーデンが絡み合うように二つくっついている。
     結晶が縦・横・斜めに積み重なり、その中心をラインが貫く、面白く不思議なファーデン。
なんてアクロバティックな形。
     
変わり種ファーデン二つ。全体が細かいクラックに覆われていて、結晶の窪みには黒いものがしみ込んだ感じ。
クラックのせいでラインが全く見えないが、これはファーデンだと思う。どうしてこんなにひびだらけなのか。 
 ファーデンということで買った1センチちょっとの小さな石。確かに真ん中に白いラインに見えるけど、ラインというより面だし、ファーデンラインとは構造が違うような気がする。
     
ファーデンラインを芯に細く細かい結晶がはえそろったようなファーデン。
他のタイプのファーデンと一緒の籠に入っていなければ、ファーデンと気が付かなかったかもしれない。 
ファーデンを2枚ピッタリ貼りあわせたようなレイヤー状ファーデン。

     
中までクローライトがぎっしりな、多分ファーデン。
色が濃すぎて写真が撮りにくかった。
薄板を何枚も貼り重ねたようなファーデン。これは仲が透明で表面にクローライトがかぶっているらしい。
     
ファーデンの、ラインの部分にクローライトが入り込んだタイプ。クローライトの密度・色似はバリエーションがある
     
これもラインが緑。 これは外側緑。ラインごと曲がっている。 これは内部にクローライトが入ったファーデンのクラスター


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